Sorry, I'm Leaving Now
歌から出た話。
今回は、Antihoneyの「Sorry, I'm Leaving Now」を。
最近フリーゲームにはまっていて、この曲を知った。
ダークメルヘンというか何と言うか「ゆめにっき」系の世界観がどこか楽しくてはまってしまったゲームの中で使われていた曲だ。人を選ぶゲームなのでここで紹介は控えさせていただく。
可愛いウィスパーボイスでふわふわ感に包まれたほろ苦い歌詞がいい。
わざと音質を下げて、古いラジオから聞こえてくるような音で聞くと更にいい感じになる。
というのも、2000年代初頭に流行ったFlash動画の印象が強いからだ。
大変にFleshな感じの動画なのでここで紹介するのは憚られるが、ピンと来た人はGoogle先生に頼んで見てみるといい思う。チキンハートの私は泣きそうになった。
「Dreaming of a little freedom There’s nothing we can do…
So you and me will live another day…」
ちょっとの自由を夢見て、なんにもできない
そう(だけど)明日もきっと生きてる
というところが好きだ。
この曲ができた2000年代の空気を思い出すからだ。
丁度その頃にもがいていた頃を、思い出すからだ。
「Do you still remember…? How we cried…and got lost
Can you forget the things I’ve left undone」
今も思い出せる?泣いたこと、そして迷ったこと
忘れられるのか、やり残してきたことを
甘くてビターな棘が、胸に刺さる
苦くて思うようにいかなくて、めっちゃ苦しかったのだけど
戻りたい気持ちなんて、さらさら無いのだけれど。
美化するつもりなんて、毛頭無いけれど。
言葉には出来ないような、なんとなくキラキラしていた感じを思い出す。
若さへの憧憬ってやつだろうか。
「Smiling like a fool…
But keep lying Baby…」
道化みたいに笑いながら、嘘をつき続けるんだ…キミに
歌詞を正直に取ると、終わってしまった恋の歌なのだろうけれど
今の私にはつい、「あの時ああしておけばよかった」という痛みを抱えながら
自分の背中を押し続けているように聞こえてしまうのだ。
自分自身に嘘をついて、気持ちに蓋をして
思いっきり飛び込まなかった事に対する懺悔のように聞こえるのだ。
…野暮だから、もう書くのは止めておこう。
それでも、陽はまた登る。
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