Ⅴ「Falling Down」

 棗玉そうぎょく中学校を包む空気はざわついて落ち着きをなくし、じっとりした重苦しさがまとわりついていた。

 生徒が行方不明になり、その家族は惨殺死体で発見された。

 飛び交うのは、身勝手な憶測、根拠のない噂、好奇の視線。マスコミのマイクが校門前で登下校する生徒にも突きつけられ、教師がそれを見咎めて追い払う。

 血腥い凄惨な事件。しかし、大半の生徒にとっては他人事だ。自分の身に起きた事でもなければ、自分がそれを目にした訳でもない。所詮は対岸の火事でしかない。煙の臭いがした所で、我が身を焦がされる訳でもない。

 狭山さやま理子りこは目立たない少女だった。

 地味で大人しく、華やかさに欠ける。人目を引かず、多数の中に埋没する。不器量ではないが、美人というほどではない。成績も運動神経も悪くはないが、特に秀でた所もない。話し掛けられれば当たり障りのない受け答えはするが、自分から積極的に話の輪に加わるほどの社交性もない。人気者になる訳でもないが、嫌われる訳でもない。凡庸で退屈で万事において可もなく不可もない。

 卒業して離れ離れになったクラスメイトが何年か経った頃、完全に忘れた訳ではないが、顔や名前がすぐには思い出せなくなるような、そんな少女だった。

 

 理子が行方不明になった後、クラスメイト達は初めて気が付いた。

 誰一人として理子の行きそうな所に心当たりもなく、日頃の理子が学校の外でどのように過ごしているかも知らなかったという事に。

 クラスメイトの事が心配ではある──心配すべきなのだろうとは思う。しかし、実感が湧かない。そんな自分達の薄情さを後ろめたく思いながらも、やはり、それ以上踏み込んでいく事もない。

 それが理子の級友達の心情だった。

 

 皆、理子の事を何も知らない。

 理子の趣味は? 好きな食べ物は? どんな音楽を聴いている? 好きな芸能人は? 得意な事は? 最後に理子とどんな事を話した? いや、そもそも、最後に理子と話をしたのはいつだった?

 ──何も知らないのだ。

 理子の存在は日常の風景の一部でしかなく、それも、あまりにも目立たない細部の一欠片であり、全体の中に完全に埋没していた。

 顧みられる事のない、あまりにも稀薄な存在。

 狭山理子は寂しすぎる少女だった。

 

§

 

 めりあは胸を痛めていた。

 べそをかいて目を赤く腫らすめりあの手を、汐音しおねはきゅっと握り締めた。

 二人と向かい合って、静かに様子を見つめる土萌ともえ

 昼休みの保健室の光景。

「めりあ……」

 気遣わしげな汐音の言葉にも、めりあは黙ってうつむいたままだった。

 めりあにショックを与えたのは、理子の失踪とその家族を襲った凶事もさる事ながら、その後の周囲の反応だった。

 あまりにも冷淡なその反応。理子を本気で心配している人がこの学校の中にどれだけいるのだろうか。それどころか、事件の現場から一人姿を消した理子に疑念を抱く者も多い。状況からして避けられない容疑だが、そんな声を聞くたびにめりあの胸は痛む。

 なぜ心配してあげない。

 なぜ信じてあげない。

 身近にいたはずの人達が、なぜ理子を気遣ってあげられない。

 そんな思いが押し寄せる一方、めりあ自身もそんな周りの人々と大して変わりはしないと自覚していた。

 あの日、たまたま保健室へ向かう理子の姿を見掛けなかったら。土萌にすがりついて泣く理子の姿を覗き見ていなかったら。理子の事をこんなに気に掛けはしなかったのではないだろうか。

 実際、今まで理子の事を思い出す事や気に掛ける事がどれだけあったと言うのか。理子が何か大変な目に遭っていたであろう頃、自分は兄に甘えて浮かれていたのだ。自分は理子の事など少しも気に掛けていなかった。

 だから、辛い。

 自分の中の薄情な部分を見せつけられてしまった。嫌な部分を思い知ってしまった。今、こうして胸を痛めているのも、理子を思っての事だろうか。傷ついた自分をかわいそうに思っているだけではないのか。自責の念ばかりがどんどんふくれ上がっていく。

「久我さんは、本当に優しい子ね」

 土萌の柔らかい声。

「違います……。私、そんないい子じゃないです……」

 ふるふると首を横に振るめりあ。そんなめりあの手を握る汐音の手にぎゅっと力が入った。

「違うよ! あたし、うまく言えないけど、めりあは本気で心配してるもん。そんな風に思う気持ちは本物だよ!」

「汐音ちゃん……」

 偽善めいた自分の思いを嫌悪する気持ち。そんな気持ちごと、汐音の手は自分を握り締めてくれた気がした。

 顔を上げると土萌と目が合う。そのまなざしの温かさが肯定を告げる。

「狭山さんもね」

 土萌の唇が言葉を紡ぐ。

「きっと、喜ぶでしょうね。久我さんがこんなに心配してくれてる事を知ったら」

 堰を切ったようにめりあの涙が流れ出した。

「もう。久我さん、はい、これ」

 そう言って、土萌はめりあの頬をハンカチで拭い、それをめりあの手に握らせた。

「久我さんのハンカチ、この前、忘れていったでしょ?」

 土萌はハンカチを握らせためりあの手と、つないだ汐音の手も一緒に、そのまま包み込むように握る。

「……手をね、握ってあげたり、握ってもらったりって、何だかほっとするの」

 温かい土萌の手に包まれて、強張っためりあの手から力が抜けていった。

「昔は人にふれられるのが嫌いだったわ。人の手がふれる時は、叩かれたり、傷つけられたりする時だと思っていた頃があったから。でもね、今は好きよ。人の手は、他の誰かを優しく包んであげられるっていう事に気付いてからは」

 汐音とめりあの二人の手をまとめて包む土萌の手は、決して人並みよりも大きい訳でもなく、包むと言うよりは添えていると言う程度のはずなのだが、汐音とめりあには自分達の手がすっぽりと収まってしまうくらい大きくて温かく、優しく柔らかいものに思えた。

「誰かと手がふれているのって、独りじゃないって思えて安心できるような、そんな気持ちにならない?」

 にこりと温かく土萌が笑う。

「トモ先生……」

 土萌の優しい微笑みにふれて、めりあの涙は更にあふれた。

 

 ひとしきり泣いて落ち着いためりあは、まだ鼻をぐずぐず鳴らしながらも、ようやく保健室を訪れた本題を切り出した。

「トモ先生、理子ちゃんの事、何か心当たりないですか? 理子ちゃんから何か相談されたりとか、何か知ってたりとか……」

「知っていたらよかったんだけど──」

 土萌の声が申し訳なさそうに曇った。

「狭山さんはクラスに仲のいい友達もできなくて、辛い思いや苦しい思いをしても、誰にも打ち明けられずにいたわ。最近になって、やっと私の所へ来てくれるようになったけれど、もっと早く、私の方から狭山さんに気付いてあげていたかった。そうしたら、何か変わっていたかも知れないのに」

 土萌は辛そうに目を伏せた。

「理子ちゃんて、トモ先生にどんな事を?」

 汐音が問うと、土萌は首を横に振った。

「ごめんなさい。それは言えないわ。狭山さんが私を信じて打ち明けてくれた事を、誰かに漏らす訳にはいかないから」

「それは──、理子ちゃんがいなくなった事に関係があっても、ですか?」

「もし、関係があったら、という仮定で言ったとして、それを話しても、起こった事がなかった事にはならない。そして、狭山さんを見つける手掛かりになる事だったら、警察に話しているわ。それと、もし、そうだとしても、今はあなた達には話せないわ。そんな事件に関係するような事だとしたら、あなた達にまで危険が及んでしまうかも知れないでしょう? だから、ごめんなさい。関係があったとしても、なかったとしても、どちらであっても、あなた達に話してあげる事はできないの」

「そうですか……」

 汐音もめりあも気まずそうに目を落とした。

「……理子ちゃん、無事なんでしょうか……」

 ぼそりとめりあが洩らした。

「大丈夫よ」

 土萌はきっぱりと言い切った。慰めるような言葉が返ってくるかと思ったのが、予想を上回る土萌の反応に、めりあは少し不意を突かれた。

「あの子は幸せにならないといけないわ。今までにたくさん辛い思いをしてきたのだから、これから先にあるものは幸せな道でなくてはいけないの。だから、あの子は大丈夫」

「トモ先生……。そうですよね、理子ちゃん、きっと大丈夫ですよね!」

「ええ、もちろんよ」

 力強く頷く土萌の笑顔を見て、それが例え根拠のないものだとしても、めりあは胸に安堵が広がっていくのを感じた。

「子供はみんな、愛されて幸せにならないといけないのよ」

 土萌はそう言って、そっと机の上の写真立てを手に取った。

「私の娘の事、知っている?」

「……ええ、はい」

 汐音とめりあはためらいがちに頷いた。

 二年ほど前、土萌が小さな娘を病気で亡くしたという噂は、誰からともなく耳にした事があった。

萌美めぐみは私の宝物だった。世界中のありとあらゆるものを積み上げても引き替えにできないくらい大切な宝物だったわ。たった五才で死んでしまったけれど、もし、萌美を取り戻せるのなら、どんな事だってするでしょうね」

 時間の止まった写真の中の幼い笑顔を、土萌はじっといとおしそうに見つめた。

「でもね、そんなのは親なら当たり前の事でしょう? 親だったら、自分の子供を何よりも愛して幸せを願うもの。そうでなくてはおかしいのよ」

 写真立てを持つ指に力が入って小さく震えた。

 寂しさや悲しさの入り混ざった、心の底から辛そうな色に土萌の瞳が染まっていく。静かに語る声は、決して大きくもなければ、感情的な強い抑揚がある訳でもなかったが、聞く者の耳から胸の奥まで流れ込んでいった。

「私は、子供達が愛される幸せな存在であって欲しい。もし、そうでない子がいるのなら、私がそうしてあげたいわ。自分の子供のように、萌美を愛するように、ね」

 土萌の言葉に感動しためりあが再び涙をぽろぽろ零した。

 ただ、汐音はそんな土萌の言葉を聞きながら、めりあの涙を見ながら、胸の内のもやもやを表に出さぬよう、泣くような笑うような曖昧な形に表情を崩していた。

 

§

 

「めりあ、先に戻ってて。あたし、もうちょっとトモ先生に話があるから」

「え? 私はいちゃ駄目?」

「内緒話だから、だーめ」

「もう、汐音ちゃんのけち」

 そんな軽いやり取りを交わしてから、めりあだけが保健室を辞して、後には汐音と土萌の二人だけが残った。

「なぁに? 鳴神さん、改まって?」

「うん。もうちょっとトモ先生に相談したい事があるんだけど、めりあにはちょっと刺激が強い話だから」

 汐音の大きな瞳に強い力が見える。激しい気性と強い意志を冷静に輝かせる強い瞳。

「理子ちゃんは絶対にやってない」

 汐音は断言した。

「やってないって思いたいから言ってるんじゃない。こういうのは、きぼうてきかんそく? まぁ、とにかく、そんなんじゃなくて、理子ちゃんはやってない。できるはずがない」

「どうしてそう思うの?」

 続きを促すように土萌が合いの手を入れた。

「だって、そんなの無理だもの。トモ先生にだってわかるでしょ? もし、そんな事は絶対にないと思うけど、仮にの可能性の話! 例えば、人間が空を飛べるか飛べないか、みたいな、できるかできないか、っていう事で言えばの話! その……、お兄ちゃんの方はできても、お父さんの方は絶対に無理。理子ちゃんにあんな風にできるはずないもん。トモ先生は思う? 中学生の女の子に、あんな目茶苦茶な風にできるなんて?」

「そうね。中学生の女の子の力でできる事じゃないわね」

 汐音はこくりと頷いた。

「理子ちゃんのお父さん、体がバラバラに引きちぎられてたなんて……。それも、生きたまま、そんな風にされただなんて。どうやったら、そんな怪物みたいな事ができるの?」

 理子の父の遺体は四肢と頭と胴体の六つに分解された上に、腹を裂かれて内臓を引きずり出されていた。しかも、傷口は刃物で切断されたものではなく、途方もない力で無理矢理引きちぎられたような状態で、更に生活反応の痕跡が見られる事から、生きたままバラバラにされたという事が警察の検視からわかっていた。

「……わからないわ。とても常識では考えられないような事ですものね」

 重苦しく空気が沈む。中学生のする話にしては血腥い内容で、汐音がめりあに聞かせたくないと思う気持ちもよくわかる。

「それと、トモ先生。犯人は、何でわざわざそんな事をしたのかな? ただ殺すだけなら、お兄ちゃんみたいに刺すだけでもよかっただろうし、その方が簡単だと思う。それなのに、わざわざバラバラに引きちぎるみたいなおかしな事をしたのはどうしてなのかな?」

「鳴神さんは、どうしてそういう事を気にするの? 怖くない?」

「すごく怖い話だと思う。でも、色んな事を考えれば、何か手掛かりが見つかるかも知れないから」

 唇をきつく引き結んで奥歯を噛み締める汐音の姿を見て、土萌は胸を締め付けられるようだった。

「狭山さんにも、鳴神さんや久我さんみたいな友達がいたらよかったのにね……」

「帰ってきてくれたら、きっと、なれるよ。あたしも、めりあも、理子ちゃんの友達に」

「そうね……。鳴神さんや久我さんみたいな友達がいてくれたら安心ね……」

 土萌は目元にじわりと熱いものをにじませた。

「──鳴神さん、さっきの話、あんな殺し方をした理由だけどね」

 と、土萌は先の問いに話を戻した。

「怒り、だと思うわ」

「怒り?」

 ええ、と土萌は頷いた。

「相手への強い怒り。ただ、殺すだけでは飽き足らないと思わせ、実際にそうさせてしまうほどの、とても強い怒りとか憎しみとか、そういうものじゃないかな」

「……理子ちゃんのお父さんが、そんなに憎まれるような事を? 誰が、そんなに?」

「そこまではわからないけれど。でも、そういう強い感情が人を突き動かし、狂わせて、時に自分をそれまでの自分とはまったく違う存在に変えてしまう事もある。人の思いとか感情とかそういうものは、とても強いものなのよ」

「そう、ですか……」

 うなだれて真剣に考え込む汐音に、土萌はにこりと笑いかけて上を向かせた。

「大丈夫よ。さっきも言ったでしょ? 狭山さんなら心配要らないわ。さあ、もう休み時間が終わってしまうわよ。教室へ戻りなさい」

「はい。トモ先生、どうもありがとう」

 汐音は時計を見て椅子から腰を上げ、土萌にぺこりと頭を下げると保健室を辞した。

 そして、ドアを閉めた廊下で瞳にひどく悲しい色を沈めて深い溜め息を洩らした。

 

 それと時を同じくして、保健室のドアの向こう側でも、土萌が悲しみに満ちた溜め息を洩らしていた。

 

 ドア一枚を隔てた両側で零れ落ちた溜め息は、互いが耳にする事もなく、ただ、深く重くそれぞれの胸の内を暗く染めていった。

 

§

 

 その日の放課後。

 斎樹いつき水破すいはは汐音が学校を出てくるのを待っていた。

 人待ち顔で中学校の前にじっと佇む大学生の姿は奇異に映るものがあり、水破自身も人目が気にならないではなかったが、それよりも待ち人への心懸かりの方が遙かに大きかった。

 やがて、校舎から吐き出されてくる人波の中に、一際小さな姿を見つけた。

 肩を落とした少女の姿は、たたでさえ小さな体がより一層小さく見えた。

「汐音」

「すー兄ちゃん……」

 水破を見つけた汐音の顔にぱっと喜色が広がるが、それもすぐに力なく色褪せた。

「迎えに来てくれたの?」

「うん。めりあちゃんは一緒じゃないんだ?」

「今日、めりあは図書委員のお仕事だから。……でも、何だかなぁ」

 汐音が少し不機嫌そうに口を尖らせた。

「うん?」

「その言い方、まるでめりあがお目当てみたい」

「そうかな? ごめん。でも、お目当ては汐音だよ。汐音を迎えに来たんだからね」

 妬いてむくれる汐音をなだめるように水破が言うと、汐音の青白く沈んだ色の頬にもぱっと紅葉が散った。

 水破と汐音は学校を背にして並んで歩く。歩幅の短い汐音に合わせて水破はゆっくりと。汐音はいつもよりも心持ち歩幅を広げて。二人のリズムが重なるように。

 学校から汐音の家まで、徒歩で約二十分。

 その道のりを水破と並んで歩く機会などそうそうあるものではない。これが普段の事だったのなら、上機嫌に浮かれて、水破にくっついて離れないだろう。

 しかし、今の汐音は静かに水破の隣に並ぶだけ。水破に抱きついて困らせる事もせず、言葉少なに項垂れる。

 表通りを外れ、いくつも角を曲がって住宅街を抜ける。道行く人の姿もまばらになり、閑静な細い通りを二つの足音ばかりが響く。

「汐音、ごめん」

 歩きながら水破がぽつりと呟いた。

兵破ひょうはが勝手に汐音にあんな真似をさせて」

「ううん。あたしが口車に乗せられてやった事。あいつ、口が上手いから。すー兄ちゃんは何も悪くないよ」

 汐音の声は硬かった。その響きの震えを感じ取って、水破は汐音の手をそっと握った。汐音はその手を強く握り返す。

「──トモ先生が」

 絞り出す汐音の呟きがかすれる。

「兵破の言う通りだった。トモ先生、知らないはずの事を知ってた」

 唇が、青褪めた頬が、小刻みに震える。

「知りたくなかった……っ! 信じたくない……、トモ先生が……なんて。何で……、兵破のヤツ、こんな事にばっか勘が働くのよ……」

 汐音の目元にうっすらと涙がにじむ。

「トモ先生はあたし達を裏切った! ……でも、あたしもトモ先生を裏切った!」

 大好きな人だった。

 綺麗で優しくて温かい人だった。信じていた。あこがれていた。あんな風になれたらと思っていた。

 疑う事。試す事。そんな事をするのは裏切りだと思った。それなのに、やってしまった。

 ──そして、そうであって欲しくないと心から願う事こそが事実だった。

「汐音」

 水破は汐音とつないだ手をそっと引いて、体ごと自分に寄り掛からせた。

「我慢しなくていいから。泣いていいよ」

 そう言った瞬間、汐音は弾かれたように顔を上げた。潤んだ目に涙があふれる。

「……う、うぅ、あ、ああ、あああぁっ!」

 こらえきれず、汐音は辺りをはばからず大声を上げて泣いた。涙と洟で顔をくしゃくしゃにして泣きじゃくる汐音を、水破は黙って抱き寄せて、気が済むまで泣かせてやった。

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