彼が私を味見する理由

@kakukakusikasikaku

第1話 言葉の表裏

(。。なんなのもう)


ペッタンペッタンっ。。


私はイライラしながら坂道を歩く

不機嫌そうに、この道を下る。。


向こう側からくる子供に、指を指されて、(あーおねぇちゃんが泣いてる)と

後から追いかけてきた母親にその子供は話す


なにも知らない母親は私の姿と状態をみて

こう言う。。ビーサンと荷物ケースとスウェットの格好の私をみて


(大丈夫よ!まだわかいんだからさー

あんたは可愛いわよ?)



(そうゆうんじゃないですから。。)


この無神経な親子に私は言い訳をして坂道を引き返す。。




飛び出してきた時と同様に、アパートの部屋の扉を不愉快な気持ちが伝わる様に。。

バタン。。と

中の男に伝わる様に開ける。。が


(あぁ。。お帰り?)


こいつは私の彼。。さっきの怒っていた理由の元凶の男。。

[相馬焚人[そうまたくと]


(ただいま。。)


私の顔を見るなり最初の一言がそっけなくのお帰りで


最初にする行動が (またぁー?) いつもいつもいつも!

必ず私の腕を舐める事。。



元はと言えば、私がなんであんなに機嫌が悪かったかと言うと


彼氏の毎日の、この日課で

腕を舐めるとゆう不思議な行動のせいだった


私の彼氏は私を舐める。。

最近はその言い方も嫌で、味見をすると自分の中で言い換えている



と言っても、四六時中に食べられてる訳でもない

舐められたいわけでもない、寧ろもう、面倒臭かった


彼は、いつもわ私が外から帰ると、必ずこの変な癖を無理やりしてくる


それ以外は別に嫌なところもないし、ちゃんと私自身も好きだし


最初の一年くらいは、こうゆう愛情表現なのかと思った


私も嬉しいとか普通に思ってしまっていた。。


でも、私が大学を一年前に終え、晴れて就職してからもこの腕を舐める行為は続き


夜遅くに帰っても、忘れた事がない。。

どちらかというと、遅い方が吟味される。。


流石に社会人になり、楽しいだけでは要られない事も増えると、毎日の強要がめんどくさい時もある。。


付き合ってから半年くらいの時に、一度だけ彼に聞いたことがあった。。


そのときは [んー。。好きだから] そう言われた。。








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