モータースポーツ
加奈子:今回は、前回のタイムアタックルールに続いて、モータースポーツのルールを説明させていただきます。
純:モータースポーツって、レースとかラリーとか、ああいうのですか?
加奈子:いいえ。そういった本格的な競技用ルールじゃないわ。あくまでも、タイムアタックを前提とした簡易ルールだと思ってもらいたいの。
純:要するに、先のタイムアタックルールがあくまで峠とかをメインにしているものだとしたら、今回のはそうじゃない競技用ステージの限定ルールってことでいいわけですね?
加奈子:そう思ってもらってもかまわないわ。
純:了解です。
加奈子:じゃあ、説明を始めますね。まず最初は「サーキット」です。この「サーキット」には、大きく分けて次の種類があります。
・サーキット(大):鈴鹿サーキット(三重)、富士スピードウェイ(静岡)など全長4キロ以上のフルサーキット
・サーキット(中):筑波サーキット(茨城)、セントラルサーキット(兵庫)など全長1.5~2キロ前後のハーフサーキット
・サーキット(小):本庄サーキット(埼玉)、YZサーキット(岐阜)など全長1キロ程度のミニサーキット
上記のうち、「サーキット(大)」でバトルやタイムアタックを行う場合、使用性能を決めるカードのハート絵柄には「速度」の性能が割り当てられます。「サーキット(中)」の場合は、公道でのルールをそのままに。「サーキット(小)」の場合は、後で述べる「ジムカーナ」のルールを適用します。また、すべての「サーキット」でバトルする際は、性能差が3以上あった時の圧倒的優勢が発生しません。性能差の数字は、それがそのままカードの数字に対する修正値となって反映されます。
純:え~つまり、性能が5のクルマと性能が2のクルマがバトルする場合、峠とかだと5のクルマが圧倒的優勢を確保しちゃうけど、「サーキット」の場合だと、性能が5のクルマのカードに+3の修正が加えられるだけってことになるわけですか。
加奈子:そのとおりです。ですが「サーキット」でバトルをする場合、走り屋ランク差による引き分けの強要は峠バトルのような修正前の数値ではなく、バトルスタイルや性能差など、もろもろの修正を行ったあとの数値を用いますので注意してください。あと、舗装路面でない「サーキット」を走る場合、そのステージは、カテゴリー「サーキット」ではなくカテゴリー「グラベル」に変更となります。カテゴリー「グラベル」の「サーキット」も基本的に通常の「サーキット」と同じルールを使用しますが、セミスリックタイヤの恩恵を受けることはできません。ただしカテゴリー「グラベル」を走る際は、競技用グラベルタイヤを装着することでセミスリックタイヤと同様の修正を得ることができます。なお、クルマにグラベルタイヤを装着する場合には、セミスリックタイヤと同じくチューニングの必要があります。グラベルタイヤを装着したクルマは、チューニングレベルのローマ数字横に(G)と表示されます。
純:わかりました。
加奈子:では続きまして、「ジムカーナ」のルールを説明します。この「ジムカーナ」には先に述べた「サーキット(小)」を含みます。「ジムカーナ」は単独で走るモータースポーツなので、このステージではバトルを行うことができません。そしてタイムアタックを行う際には、「馬力」と「旋回」の性能だけを使います。使う性能を決めるカードの種類が黒色、つまりクローバーとスペードの場合は「馬力」を、種類が赤色、つまりハートとダイヤの場合は「旋回」のカードを比較して修正その他を求めてください。なお例外として、「ジムカーナ」とみなされるミニサーキットの場合は、これをバトルの戦場としてもかまいません。バトルの舞台となる際は、クルマの性能差に関してのルールは「サーキット」でのそれに準じます。セッティングに関しては、「サーキット(小)」を走る場合を含めて「ストリート」が適用されるものとします。
純:「速度」の性能は全然使わないってことですか?
加奈子:そういう競技ですから仕方がないですね。あと、「ジムカーナ」の舞台では車両クラスによりカードの数値に修正が付きます。XLクラスは+3、LLクラスは+2、Lクラスは+1、Hクラスは-1、SHクラスは-2、XHクラスは-3されます。また「ジムカーナ」は、競技そのものを地元として設定することが可能です。その場合は地元の欄に「自動車競技・ジムカーナ」と記載してください。
純:なるほど。
加奈子:さて最後に控えるのは、「ゼロヨン」のルールです。
純:短距離ダッシュ命!の競技ですね。
加奈子:ええ。「ゼロヨン」の場合、使うクルマの性能は「速度」と「馬力」の2種類だけとなります。使う性能を決めるカードの種類が黒色、つまりクローバーとスペードの場合は「速度」を、種類が赤色、つまりハートとダイヤの場合は「馬力」のカードを比較して修正その他を求めてください。また「ゼロヨン」は基本的にタイムアタック専用の競技ですが、バトルを行うことも可能です。ただし、のちに説明する専用ルールを用いますので注意してください。「ゼロヨン」も「ジムカーナ」同様、競技そのものを地元として設定することが可能です。その場合は地元の欄に「自動車競技・ゼロヨン」と記載してください。
純:うす。
加奈子:なお、「ゼロヨン」の舞台でも車両クラスによりカードの数値に修正が付きます。XLクラスは+3、LLクラスは+2、Lクラスは+1、Hクラスは-1、SHクラスは-2、XHクラスは-3されます。ただし、この修正は圧倒的優勢かどうかを判断する際には適用されませんので注意してください。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます