2-2

「あなたみたいに自分の為に動いて

それを本当意味で罪悪感に思える人が

少しの贅で、多くの他人を思える事が出来る力に変わる気がする

それを真の善良な人だと思う」


女が震える。。


「一歩でもいいんだ、悪い事を100したなら、良い事を101個でもしたい

それを通し続ける事が、善悪を乗り越えた優しい人だ

そうゆう人は罪悪感を正しく使える人だ」



男は女の返事を待つ

歓喜の震えが止まるまで

その姿を見つめて思う



一歩分の勝った無償の善意は

積み重なるほど人を感動させる

大抵の人間は、自分のした一定の善意を


我慢、悪相、理性を失った時の保険にする

考えれば解るのに


一つの悪意は一つの善では不釣り合いとゆう事実に。。


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