第2話 序2
この部屋での生活で、不満というものは、外出時間の点くらいで、そう無い。
行く気になればコンビニにも行ける、とは言え、行く気にならないのは仕方の無いことであろう。
実のところ、20xx/11/22今日、コンビニでコーヒーでも飲もうかと考えたが、断念した、行きたく無いのだ、理由は、一般人、元気な人の普通の生活に妬みがあるのと、自分が見窄らしいからである。
仕方が無いので、自販機のコーヒーで済ませた。
ここの生活で怖いのは、音である、ホラー映画でもあるみたいな、小さなキリキリ音や、鍵の音、叫び声、扉を叩く音、全てに敏感になる。
怖いのでテレビはつけているが、どうしても気になる。
夜中の叫び声や、ドンドン叩く音ははっきり言って、恐怖でしか無い。
タバコは数量がめっきり減った、喫煙したいという欲求自体がなくなっている。喫煙薬でもでているのだろう。
しかし、タバコを吸いに行くと言って外には出る。
手段と、理由、正当な手続き、これで自由を得る。
外の空気は美味しい、駐車場に入ると、車に乗ってそのまま家に帰れそうな気持ちにもなる。
もう一つ挙げるとすれば、その日々の天気や気温、湿度、降雨、それすら部屋では感じられないからだ。
宇宙船や宇宙センターにいる人はこう言った気持ちにはならないのだろうか?
対人関係には気を使う、あくまで模範患者?であるように、気性の荒い患者さんには特に。笑顔と挨拶、世間話、これである。
でも職場、特に取引先とでもそうだったのでは無いか?とも思うと複雑。
ともかく、これから日記を書く。
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