いつも貴方のそばに

チータラ

第1話 プロローグ

「そばにいて」


そう言う貴方が嫌いだった


「そばにいる」


そう答える私が嫌いだった


だって、結局は貴方の前から姿を消す事は決まっていたのに


嘘をつけばつくほど


私たちは嘘に溺れた


貴方は言った


「君のそばにいるよ」


私は言った


「いつも貴方のそばに」


そして貴方は嬉しそうに微笑む。


私の嘘を見透かして ――――――


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