可愛い系イケメン巧くんの日記〜夕雲外伝〜
胡桃乃かんな
その1
俺は加賀美巧。
自他共に認める可愛い系イケメンだ。
身長が低いのがコンプレックスだか、最近は女子がそれを可愛いと言ってくれるから悪い気はしなくなってきた。
これは俺の日常を描いた日記的なものである。
今日は中学2年生の時の5月のある日のページを見てもらおうと思う。
XXXX年5月X日 水曜日 晴れ
今日はいつも通りの朝から始まった。
いつも通り登校して。いつも通りの授業を受けて。廊下ですれ違う女子にちやほやされて。なんとなくの午前を終えた。
いつもと違ったのは昼休みのこと。
なんと、なななんと!!ついに、初めて、告白されたのだ(^◇^)相手は隣のクラスの相川さん。見た目もそこそこよくて、スタイルもいい!!付き合うか正直迷ったが、彼女とあまりはなしたことのなかった俺は「君のことあまり知らないしすぐには付き合えない、でも、友達としてこれから君を知った上で返事してもいいかな?」なんて、セリフを吐いてしまった。家に帰って冷静になったら少し後悔(;_;)放課後、俺はいつも通りのサッカー部へ。どうやら、告白の話はどこからか広まったみたいで放課後にはすでに多くの人に知れ渡っていた。
この話を知った俺のファンが焦って告白やらラブレターやら今後増えるんだろうな、、なんちゃってww
家に帰ってスマホを見ると告白の時連絡先を交換した相川さんからメッセージが!!「私のこと早く知ってもらいたいので、今度2人で遊びに行きませんか?空いてる日程教えてください」だって!!初デート来たこれ(^ν^)即答で付き合うって答えなかったことに本当に悔やまれる、、カッコつけなければよかった。ああ言ったからにはしばらく付き合うのはお預けだけどこんな感じの名目でデートはできるよね❤️その間に他の子にも告られるかもだし^ ^あれ、俺ってクズ?まぁ、本当に好きな人ができた時に付き合えばいいのかな?よく分からなくなって来た、、、まだまだ未熟者だな俺。
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