第40話

 立て続けに銃声が響く。

「ああ、もう、しつこいなあ」

 マイはウンザリしたような口調で言う。

 見つかった後、彼女は追手を振り切ろうと、必死で戦っていた。

 赤いASは、ニャーゴが保有するオーダーメードなのだが、だからといって一機でなんとかなるものではない。

 ドカーーーン!

「な、なに?」

 爆発音とともに、黒い雲のようなものが、モクモクと銃声のした方を包む。

「な、なんだ?」

「うわぁ、何かが、何かが……!」

 しばらくすると、静寂だけが残る。

 マイが目をこらすと、そこには、異形としかいいようのない『』がいた。




 さて、これで番外編はオシマイ。

「スゴい、なんか、中途半端なところで終わったな」

 マイちゃんが、そうつぶやく。

 ボクは、それにたいして、こう返した。

「そりゃね、第一話だから。

色々意味深な描写で、興味を引くのですよ」

「それで、続きは?」

「ないよ」

「はあ?!」

「まあ番外編だからね、しかたないね」

 さて、そんなわけで番外編はオシマイであります。

 次回つぎは、通常回に戻りますので、ご安心を。

でも、番外編は……?

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