第39話

 気がつくとアイちゃんは、全体がまっしろけな部屋にいた。




 声がしたので、その方向を向くと、そこには白髪まっしろけな頭で、いわゆる燕尾服を着た同じ年ごろの少年が、イスにすわって微笑んでいる(彼女自身は今まで骨さんと探検してたのに、対面にすわってそのまま机にうつ伏せで寝ていたのだが、なぜが疑問に思うこともない)。





「あなただれ?

ここはどこ?

骨さんはどこにいったの?」




 少年は、指を鳴らして、こう言った。

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