第4話

 ある日、教室に入ると、ユウさん(同じ年のはずだけど、なぜかさん付けしてしまう雰囲気を持ってる)が、何かを探していた。

「うにゃ、どうかしたの?」

と、ボクは聞いた。




「いや、ミーのやつを、探してるんだけどね」

と、ユウさんが言うと、近くのつくえから、カサカサと、物音がした。




 物音がした方を見ると、つくえの下にミーちゃんがいた。




「なにしてんだ、ほら、いくぞ」

と、ユウさんが、襟元えりもとをつかんで、ミーちゃんを連れていく。

「いやですよう、ホント無理~」

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