第3話
「それにしても、手先器用だね」
「ふむ、昔とったなんちゃらだな」
と、いきなりマイちゃんは、手芸に使う針のなかで、一番ふといのを、なにもない壁に投げた。
「あわわ、あぶない、あぶない」
と、新聞部のマインちゃんが、ニンジャみたいに壁に見せかけた布から、慌てて出てきた。
針は、マインちゃんの右手の人差し指と中指の間に、
「まったく、君は相変わらずだな」
と、苦笑しながら言うマイちゃん。
ボクはといえば
(なんで、達人同士の読み合いみたいのやってるの、この二人?)
と、あきれてしまっていた。
そんな訳で、今日も平和です
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます