第4話 世間ではそれをsと言う

女先輩「ところで男くん、さっきから私に何か聞きたそうにしているが、一体いつになったら質問してくれるのだね?」

男「はい? 何のことスか? 僕は今晩ごはんの献立のことを考えておりますが」

女先輩「①なぜ部長からのアプローチを受けないのか ②執筆の秘訣は何か ③今後エロい展開になるのかどうか

さてどーれだ!」

男「アンタは超能力者か何かか! ……はっ!」

女先輩「ふっ…どうやらマヌケは見つかったようだな。うん?」ドヤァ

男「う、ぐ……。掌で弄ばれる猿の気分だ……!」

女先輩「何とでも言うが良い。ああ、ちなみに答えは

①なぜ部長からのアプローチを受けないのか → 生理的に受け付けないから

②執筆の秘訣 → 50パーセントの才能と50パーセントの努力

③今日が初夜になるか否か → 君の態度次第 だ」

男「思春期の男子を翻弄するのがそんなに楽しいんですか……?」

女先輩「ふふ。その答えは正鵠を射ているようでギリギリ的外れだ」

男「……?」

女先輩「正確にはね、君を翻弄するのが楽しいんだよ」

男「鬼だ……悪魔だ……」

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