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先ほど書いた「結婚したがり病」で思いついてしまいましたが、仮に真面目に結婚して、家庭をもつ事が出来るか? これは、精神疾病を持つ者として大きな問題かと思います。


人によって症状は異なりますので、一例として分かりやすく私を使ってみます。


仮にいい人と出逢ったとして、まず精神障害者である事をカミングアウトできますか? しかも、二回も入院歴があると……これ、恐ろしく怖いですよ。高所恐怖症の私がバンジージャンプした方が、まだマシですね。

相手が理解してくれるか分からない。もしかしたら、偏見の塊かもしれない。でも、離れたくはない……分かりますかね。この葛藤。一緒になるなら、隠し通せるものではありません。いつかはバレますし、それなら最初に言っておくべき事です。


さて、仮に理解者だったとして、次に待っているのはお金の問題。障害に甘えているわけではありませんが、私はまともに働けません。二ヶ月に一度給付される障害年金が唯一の収入です。リアルな数字を上げれば、二ヶ月に一度で十三万円くらいです。一ヶ月に直すと六万いくらかです。家賃で消えますね。はい。

当然ながら、奥さんにも働いてもらわないと家計は維持できません。

情けないですな。一応、昭和の人間なので、金も稼げない男なんて……となる事は必至です。思い余って自殺を考える可能性すらあります。元々消えたい人間ですから。当然、子供は……頭が痛くなってきたので、ボルタレン飲みました。


ちょっと考えるだけで、これだけ出てきます。

しかし、それでもちゃんと家庭を作り、維持出来ている方も多いのが事実です。

障害者だってちゃんと人並みに暮らせるのです。恐らく、苦労は多いでしょうが、なんとかするよう尋常ではない努力をしているはずです。


そこから逃げている私は、腰抜けなんでしょうね。病気だから……なんて言ってる自分が情けないです。

これ以上掘り下げると本気で死にたくなるので、この辺にしておきましょう。

以上、戦いから逃げている臆病者のクソッタレ野郎の戯れ言でした。

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