第2話

 一週間後――

 試合は既に終了したにも拘わらず、怒り冷めやまぬ観客から発せられる、失望と落胆の怒号がいつまでも止まない《東都女子プロレス旗揚げ三周年記念大会》会場の、選手控室はまるで通夜のように重い空気が漂っていた。闘い終えたばかりの赤井七海は顔に手を当て、声を殺しながらずっと泣いたままで選手たちは誰ひとり声を掛けられず、彼女を囲むように距離を置き、下を向いて呆然と立ち尽くしていた。いつもはどんな事があっても努めて明るく振る舞っているユカでさえも、口を震わせて泣く大親友に冗談など言えるわけもなく、ただ側に寄り添い優しく肩を抱いて、彼女の気持ちを落ち着かせようとするのが精一杯だった。

 この日のメインエベントは東都女子のエースである七海と、約三年ぶりに古巣に“里帰り”した元エース浦井との《遺恨清算マッチ》と銘打たれた三十分一本勝負のシングル戦で、積年の恨みを晴らそうと七海は相当に気張っていた。対する浦井も、彼女の想いを理解し場の空気を読んでいれば、熱の入った激しい試合になる――はずであったがそうはならなかった。

 浦井は序盤から七海の、怒りのこもった激しい攻撃に一切付き合う事なく、ことごとくスルーし彼女や観客たちを苛立たせた。

「何やってるんだ、赤井!」「浦井、ちゃんと試合しろ!」

 セミファイナルまでは選手たちの頑張りもあり好勝負が続き、メインに向けて観客たちの興奮も上がりっぱなしだった会場だったが、開始五分も経過しない内に場内の空気が急に冷めていくのが分かった。この日の観客は、過去と現在のエースによる激しいぶつかり合いや意地の張り合い、願わくばふたりの“和解”までを期待していたのだが、一方的に浦井が七海の代名詞である打撃技を避けまくり、時折帳尻合わせとばかりに組み合うもののそれ以上の進展はなく、無駄な時間が刻々と過ぎていくだけだった。一方的な七海の熱い想いとは裏腹に、極力彼女との接触を避けまくり“逃げ”のレスリングに終始する浦井――視察に来たオーナー他役員たちは三周年記念興行の目玉として、大きな期待をもって招聘した彼女の、あまりのに頭を抱えるしかなかった。結局試合は残り時間が僅かに迫った所で、神経をすり減らしすっかり集中力の落ちた七海を、いとも簡単に丸め込みスリーカウントを奪って試合終了フィニッシュとした。

 結局七海は、必殺技の二段回転蹴りはもちろん、尻餅シットダウン式パイルドライバーであるファルコンアローも一度たりとも出せず、只々退屈なだけの試合に観客たちは当然怒り狂った。怒りの捌け口を求めて投げるごみがリング上を飛び交う中、力なく若手に肩を担がれ退場していく七海を尻目に、満足そうに薄笑いを浮かべる浦井は、リングの中央で大きく両手を広げその存在を誇示するものの、誰のひとりも彼女を支持する者などいなかった。堕ちた女王――彼らはこう呼んで元エースを罵った。


 いつもは女子選手たちを憚って、滅多に控室へ入る事をしない元川も、七海の様子をスタッフから聞いて慌てて駆け付けた。

「ちくしょう、こんな事になるのが分かっていながら……すまない、僕にオーナーや役員たちを説き伏せるだけの力が無かったばかりにっ!」

 いつまでも下を向いてすすり泣く七海を前にして、膝を折り床に頭を擦りつけんばかりに謝る元川。こんな重苦しい試合後の控室は初めてだ――ユカには大親友と信頼する“仲間”が沈んだ顔で、ネガティブな修羅場と化したこの場の空気にとても耐えられなかった。彼女はリングコスチュームを着たまま控室を飛び出し、自然と足は会場地下の駐車場へと向かっていた。確証はなかったがまだこの場所に浦井冨美佳がいる、そんな気がしたのだ。どうしても彼女にひと言文句が言いたいユカは、埃と排気ガスの残り香が漂う地下駐車場を隈なく捜してみた。

 浦井はすぐに見つかった――彼女は、退団後新たに立ち上げた自団体の、男性スタッフに誘導されながら、エンジンをかけて待機する黒色のワゴン車へと向かう最中だった。

「こんな試合で満足ですか、浦井さんっ!」

 約百メートルも離れた場所から、ユカは腹の底から思いっきり叫んだ。自分の名を呼ぶ声に気付いた浦井は、ふと足を止める。そしてユカの姿を見つけると試合後から、ずっと硬かった表情を崩しリラックスした表情で笑みを浮かべた。それは相手を小馬鹿にしたような嘲笑ではない、懐かしさから出た自然な笑顔だった。

「――久しぶりね、ユカちゃん」

 移動を促す複数の男性スタッフを制し、浦井はコスチューム姿のユカに話しかける。怒りで頭に血が上っていた彼女だったが、大先輩に声を掛けられた途端に気持ちは過去の自分に戻ってしまい、思わず会釈をしてしまう。団体と親友に対する“仕打ち”には心底腹が立ってはいるが、「浦井冨美佳」個人に対してユカは七海や元川のように、「顔も見たくない」ほど嫌悪しているわけではないのだ。

「ご無沙汰しています。だけどわたし今、穏やかに話せる状態じゃないですよ?」

「知ってる。だけど逢えて嬉しいわ――これは私の嘘偽りのない気持ちよ」

 ふたりの間にはかなりの距離はあるが、彼女たちの意識の中では無いに等しく、互いの感情が直接心にびんびんと伝わってくる。

「七海の……七海の気持ちを踏みにじるような試合を何故? あれじゃお客さんだって納得いかないですよ!」

 しばらく浦井は、銀色のダクトが縫うように走るコンクリートの天井を仰ぎ、ユカへの返答をいろいろと頭の中で探し出してみる。

「確かに七海はいいレスラーになったわ。だけど私だって“殺る気満々”な相手に付き合う程馬鹿じゃない。ぼろぼろになってひと時の名声を貰うよりも、貶されても次もその次も試合に出られる方を、私は選んたのよ――間違ってるかしら?」

 浦井の出した答えは、プロレスラーとして至極当然な発言だ――ユカは思った。だからといってキャリアも技術のある彼女の事、もう少し《試合》として成立させる術があったのではないか? 全部が七海のせいにされてしまっては、親友として納得がいかない。

「分かります……だからって仮にも“プロ”を名乗る以上、もう少し違った方法があったんじゃないんですか?」

「笑わせないでよ。わたしは高額のギャラを頂いた見返りとして、ここのリングに上がっただけの事。それだけでも“プロフェッショナル”の義務は十分に果たせたんじゃなくて?」

 まるで、リングに登場するまでが今日の“仕事”で、後は相手任せのような言いぶりにユカは遂に怒り出した。

「……そうやっていつも自分の事だけ考えて、周りの事なんて一切気にしない。みんながどれだけ浦井さんに振り回され、苦労させられてると思ってるんですかっ! わたし、あなたの事絶対に許せませんっ!」

「へぇ、じゃあどうしてくれるっていうの? 《旗揚げ三周年記念大会》はあと一戦残っているわ。今日のですっかり心の折れた甘ちゃんを、また私にぶつけるつもり? それとも――」

 会話の途中で、それまでじっと待機していた男性スタッフが、助け舟を渡すかのように彼女に急いで車へ乗るよう催促する。クラクションを何度も鳴らして急かす車の方へ、やや強引に連行され離れていく浦井の後ろ姿に、ユカは構わず叫び続けた。彼女が聞いていてもいなくても知った事ではない。今ここで自分の“意見”を伝えなければ後悔すると思ったからだ。

「わたしが浦井さんと闘いますっ! まだ《格》じゃないかもしれないけど……愛する団体が舐められたままで終わりたくないっ!」

 叫ぶユカの目は少し潤んでいた。自分の本心を曝け出す事が怖かったのかもしれない。しかしその“心の叫び”は浦井の耳に十分届いたようで、取り囲む男性スタッフたちの隙間から覗く、彼女の顔はどこか嬉しそうで、それまで表に立つ事を極力避け、自分の“欲”など二の次だったユカの、初めての“自己主張”に喜んでいるかに見えた。

 浦井の乗せた車が排気ガスを吹かせ走り去っていく音が駐車場から、完全に聞こえなくなるまでユカは、その場で呆然と立ち尽くしていた―― 


「もし七海が、このショックから立ち直れない場合、明日のタイトルマッチは中止するしか――」

 《旗揚げ三周年記念大会》第二戦では、現在チャンピオンである赤井七海の持つ、東都女子プロレス認定のプリンセス・オブ・メトロポリタン(POM)王座を懸けて、浦井冨美佳とのタイトルマッチが組まれていた。自団体の看板を懸けて闘う、という只でさえプレッシャーの掛かる試合は“団体”としても危険であるが、何よりも今日の“失態”で観客の前で闘う事に、自信を失いかけている七海が昨日の今日で普段通りのファイトを見せてくれるとは、元川には到底思えないのだ。《プロレスラー》のプライドで「絶対にタイトルマッチは行う」と、間違いなく彼女は言い出すだろう。しかし団体の長としてタイトルよりも何よりも、七海を守ってやる事が最も重要である――彼はそう決めた。覚悟を決めて、虚ろな目をして首を垂れたままの七海にその旨を伝えようとした瞬間、吹き飛ばさんばかりの勢いで控室の扉を開けてユカが入ってきた。

「待って、元川さんっ!」

 控室にいる全員が、一斉にユカの方を向く。

「ユカ? 今までどこへ行って――」

 元川は彼女に尋ねようとするが、手を前にかざしてそれを強く拒否するユカ。

「タイトル戦中止だけは止めてください。これ以上お客さんの期待を裏切れば、取り返しのつかない事になるわ」

「しかし、七海の事を考えればとても闘える状態じゃ」

「わかってます。七海は闘わなくていいんです」

「……どういう事だ?」

 ユカの発言が理解できない元川や、七海の頭上にクエスチョンマークが浮かぶ。

「七海がベルトを一旦返上して、《王座決定戦》を行えばいいんですよ!」

 その発想は頭になかった―― 元川はなるほど!とばかりに手を打った。これなら無理をしてまで七海を、もう一度浦井冨美佳と闘わせなくても済む。しかし問題は、七海に匹敵する程の実力を持つ選手が東都女子に存在するかだった。実力の見合わない選手が決定戦に出場した場合、それもまた非難の対象となってしまう恐れがある、と元川は考えていた。

「いい《代案》だと思う……だが、誰が浦井と闘うというんだい?」

「わたしです!」 

 不安げな彼の質問を、ずばっと断ち切るように即答したユカの瞳には、自信だけが満ち溢れ迷いなど一切ない――団体を背負って闘う覚悟を決めた彼女の、全身から漂う威圧感に元川は思わず腰が引けてしまうと同時に、遂に覚醒した《実力者》小野坂ユカをこれほど頼もしく思った事はなかった。彼は意志確認の為、もう一度彼女に問うてみる。

「本気なんだな、ユカ?」

「やります! 絶対勝ちますっ!」

 ユカの揺るぎない意志に、満足そうに口角を吊りあげ微笑む元川。

 バシッ!

 突然、ユカの頬に張り手が飛んできた。それまでずっと沈黙していた七海が、彼女の発言を聞いた途端咄嗟に反応したのだ。平手打ちの乾いた音がまだ耳に残る中、再び空気が凍りつく。

「――遅い、覚悟を決めるのが遅すぎるよ。いつだってユカはそう」

 目を見張り顔を強張らせたまま、暫く睨み合うふたり。だがすぐに七海の方が先に表情を崩し、目に涙を溜め再び泣き顔へと変化させた。それはさっきまでの悔し涙ではなく、ユカに対しての感激と感謝の嬉し涙であった。

「ごめん七海……あの時の約束、いま果たすよ」

「うん。明日の王座決定戦、必ず勝ってね。東都女子のため――ううん、私のために」

 自分よりも小さなユカに、大きな身体を折り曲げ彼女の胸に顔を埋める七海。ユカは上を向いたままで、一向に彼女の顔を見られずにいた。それは今下を向くと絶対に、大粒の涙がこぼれ落ちそうだったからだ。


 東都女子プロレスはこの日の夜、公式ホームページ及びSNS上にて「赤井七海が怪我の為、本人の申し出によりPOM王座を返上し、当初予定されていた防衛戦を中止。代わりに浦井冨美佳と小野坂ユカのふたりによる王座決定戦を行う」と発表した。


 普段であれば、誰もいないはずの真夜中の道場。

 昼間はうら若き所属選手たちの、活気に満ちた声でいっぱいなこの場所も、道場外の廊下に設置されている自動販売機のモーター音だけが響き渡るだけ――明日の王座戦を前に、神経が高ぶってなかなか眠れないユカは気持ちを落ち着かせるべく、ひとりこの場所にやってきたのだった。

 彼女はリングの上にのぼり、紫色をした東都女子のジャージの上着を脱いだ。そして黒のショートタンクトップ一枚になると、普段のイメージとは大きくかけ離れた、厚みのある「プロレスラーの証」ともいうべき、筋肉と脂肪に包まれた身体が現れる。日ごろの鍛錬で作られたその鋼の肉体ボディはユカの、プロレスラーとしての誇りをひと目で表していた。

 彼女はふぅと息を吐くと、おもむろにリングに向かって垂直に前方回転した。背中とマットが接触するとリングは揺れ、大きな音を道場内に響かせる。間髪入れず続いて後方や時には捻りを加えたりと様々な入り方で何度も受身バンプを取った。どんな体勢から投げられ落とされても、肉体への負担を最小限に抑え怪我を防ぐために、プロレスラーにとって受身の習得は重要視される。特に身体の小さなユカにとっては、周りのほとんどの選手が自分より身長が高く、怪我をするリスクが最初から大きかったので、自分の身を護ると共に相手から受ける技の衝撃を、見た目と音で試合会場にいる隅々の観客に分からせる受身は絶対に必要だった。そしてユカは最後の仕上げとばかりにコーナーポストへ駆け上がり、リングの中央へ目掛けてふわりと前転ダイブした。水平に落下した身体がリングに沈むと、自分ひとりしかいない道場に今夜一番大きな衝撃音を響き渡らせる。

 はぁ、はぁ、はぁ……

 裸の腹を上下させ、LED照明が取り付けられている天井を仰ぎ見たまま、ユカはマットの上で大の字に寝そべっていた。そして瞳の中では、かつての先輩である浦井との、練習中でのやり取りがリプレイされていた――


 それはユカが東都女子の旗揚げ前、“エース”浦井冨美佳をコーチに自分や七海を含めた練習生たちが、デビューに向けてトレーニングを受けていた時期。初めてコーナーからの前方受身が成功した時の事だった。

「痛かった、ユカちゃん?」

 マットに着地し寝たままのユカに向かって、浦井が声を掛けた。コーナーポストのあまりの高さに、落ちるのを何度も躊躇し、決心するまでかなりの時間が経過した後のチャレンジで、身体に伝わる衝撃の強さに目を丸くするユカ。

「痛かった……というよりビックリしました」

「よしよし。これがスムーズに出来るようになれば、すぐにでもお金取れるようになるからね」

 浦井はユカをマットから立たせ、背中を優しくさすって激励する。ユカはそんな彼女の心遣いがとても嬉しかった。普通ならスター選手であれば後輩など――ましては入門したての練習生には自分の威厳を誇示するため厳しく接するものだが、浦井に限ってはそれはなかった。それは彼女自身の人柄なのかもしれないが、昔ながらの“師従関係”ではなく“トレーナーと生徒”という、結びつきがそれほど深くない関係を、新しく入門した女の子たちに望んでいるようだった。 

「浦井さん。どうして七海たちにはもう技を教えているのに、いつまでもわたしだけ受身や、マットレスリングの基礎ばかりを指導するんですか?」

 別の場所では同期入門の七海や他の子たちが、別のトレーナーから本格的にプロレス技の指導を受けているのを見て、ユカは恐る恐る浦井に尋ねてみた。もしかしたら怒られるかもしれない――そう思っていたが浦井はその理由を分かりやすく彼女に説く。

「小さい子は小さいなりのレスリングをしないと、せっかくの個性が埋没しちゃうからね。じゃあ聞くけど、同じだけの格闘スキルを持った大柄の選手と小柄な選手、予備知識なしに見てどちらが強そうに見える?」

「お、大きい方です……」

「そうよね。仮に相手がデクの棒でもそう見えちゃうよね? だから小さい方は大柄の選手と同じ事をやっちゃダメだと思うの、身体の大きさの違いで“表現”も変えなくちゃね。だから小さい選手はいっぱい動いて相手の技をいっぱい受けて、自分という存在をお客さんの目に止まらせる。これが理想よね」

 浦井が身振り手振りを交えて語る、彼女自身の考えるプロレスリング理念に、ユカは次第に引き込まれていく。

「それには、どんな攻撃にも耐えきれる受身の習得は必須科目だし、関節技を中心としたマットレスリングは“自分が一番強い”と勘違いして、舐めてかかる相手のために覚えておいた方がいい。試合ごとによって戦士ウォリアー道化クラウンの顔を巧みに使い分けられる選手こそ、最も理想的なプロレスラーだと私は考えているの――その才能のあるユカちゃんにはそれが出来ると信じてる。迷惑だったかしら?」

 ユカには断る理由なんてなかった。たとえそれが嘘でも“雲の上の存在”であるスター選手が、自分の事を気に掛けてくれている、いう事が堪らなく嬉しかった。彼女は以後しばらく――浦井が自己都合で退団するまでの僅かの間、全体練習が終わった後にマンツーマンで、プロレスリングのイロハを教わったのだった。

 この浦井による《プロレス教室》は実際デビューした時に大変役に立ったし、彼女が去った東都女子で残った若手同士やロートル選手を相手に、退団前と変わらず熱の入った試合を観客に見せる事が出来たのは、全て浦井の教えのおかげだった。だから今でも彼女の事は元川や七海とは違い、心底嫌いになれずにいる。

「――それでね、さんざん“小さい、小さい”って馬鹿にしてた相手をボコボコにした後、上から見下ろしてユカちゃんはこう言ってやるの、“小さいだけじゃダメかしら?”って。これはウケるよ~!」

 そういって笑っていた、かつての浦井の顔が未だに脳裏に焼き付いて離れない――

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