第三十一回 Little Storyのままに

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 彼女の袖は力なく垂れ下がっているだけだった。


 中村ゆりなの鉄化した左腕切断手術から二日。ゆりなはまだ痛む傷を押してこの作戦に参加した。ルカの操縦席の隣、助手席に座って自分のできることを最大限果たそうとしていた。


 圭士は、その後ろ姿を見て痛いほどゆりなの気持ちが伝わってきた。


 これから飛び立とうとする鉄器飛行輸送機には、圭士、ゆりな、ルカの他に、あきれ、ダンテ、美佐緒、美彩季、雨宮、そして柳の九名が乗っていた。柳の両手はロープで縛られて、そのロープをダンテが柳の隣で持っていた。


 あきれが直々に選んだメンバーだった。


 唯一、雨宮だけ断りを入れたそうだが、あきれは聞く耳を持たなかったそうだ。ユニバースが怖くて外に出たくないという子供じみた理由だったが、それは圭士を除く全員が口に出さず内心思っていることだった。


 だが、先の作戦でユニバースの発生源となっていたワールド・ノート、砂漠に京の血を使って書き続けていた万年筆の筆先は破壊され、ユニバースは縮小傾向となっていた。それが、自分たちの気運にも影響し、絶対鉄化しないという根拠のない自信が芽生えたのも事実だった。


 輸送機の発進準備が整った。


 ガレージ正面の壁がガラガラと音を立てて開いていく。


 太陽が昇り始めて、外はまだ薄っすらと暗い。


 輸送機がガレージの外へ出た時、ゆりなは、えっ、と声を上げた。


 輸送機の窓の中に、今までになかったものが写っていたからだ。


 広がる乾いた大地。そこを横切る川。水の流れはゆっくりと、大地の土が混じった茶色の水が流れていた。


 輸送機が上昇していくと、大地の先まで川が続いているのが見える。


「ゆりなは昨日寝ていたから、伝えなかったんだけど。ユニバースの縮小に伴い、世界が元の形に戻り始めている。京姉さんの作った小説Supertailと融合していない、元々私たちが生きていた世界に」


 後部座席で、固定された車椅子に座っていたあきれが答えた。その隣の座席にいた圭士は、小窓から長く伸びた川を見ていた。


 舞い上がる砂煙が晴れていくように、川に添ってニューヨークのビル群がゆっくりと眠りから覚めるように姿を現していく。何ごともなかったようにガラスに朝日を反射させていく。


 このような現象が世界各地で確認されている。魔女にかけられた魔法が解けていくように。


 たとえ、ユニバースか消えたからといって、破壊された世界が元に戻りはしないと考えられていた。


 なぜ、こんな現象が起きているのか、昨日あきれは一つ仮説を立てた。


 亜耶弥と英士が破壊した世界は、京姉さんが作り出したSupertailの世界。


 元の世界はイリュージョンのようにカーテンの裏に隠されていたように思える。京姉さんがユニバースを展開させる際、元の世界をバックアップしていたんだと思う。予想外の事態に備えて、元に戻せるように。


 京姉さんが自分でも手のつけられない状況になることをどこかで想定していた……。


 Supertail世界をリセットするボタンを京が作っていたことには、圭士も納得していた。小説Supertailだからだ。きっと当の作者だってSupertailを書いている時、一つ先の展開がどうなるかわからず書いていたんだと思う。


 京の心の中で見た困った京の姿。もう自分ではどうしようもなかったんだと思う。


 だが、どうしてその時、Supertailが自分の手から離れてしまうと思ったのだろうか。


 仮に、もう一人の作者が生きていたのなら、新しい道筋が作れたのかもしれない。しかし、それを願っても、もう彼はいない。


 残された道は、Supertailの作者をそこまで追い詰めた状況を止めるしかない。ユニバースがなくなり元の世界に戻れば、何事も解決したようにも思えるが、京が便箋に書いたあの言葉が圭士の頭の中から離れなかった。


 ――お願い、絆をつないで。


 圭士はぐっと拳を握った。


 京の言う絆とは何だ。


 繋いでくれと頼んでいる以上、ユニバースが消滅して元の世界に戻っただけでは、京を脅かしているものはなくならない。


 京のシナリオに抗う者、もしくは京のシナリオを上書きしてしまうほどの筋書きを持つ者。


 鉄化した聖士たちの話では、姿の見えない亜耶弥と英士だというが……。


 柳は、ネーヨーク基地に来てから沈黙を保ったまま。柳たちの背後は全く見ることはできず。あと考えられる人物は、あきれも言っていた烏丸ミチル。


 圭士は、最後に彼の名前を上げ、思考が止まる。彼だけではない、亜耶弥や英士が京にとって脅威だとしても、京を追い詰める理由がわからない。その点、あきれもお手上げだった。


 この二年もの間に、京の周囲を取り巻く状況が変わってしまったのだろう。


 出雲編の終わりに、京は亜耶弥たちを招待して遊ぶつもりだったと言っていた。京は亜耶弥らに何らかの復讐を企んでいたのではないか? 何が原因でそうなるのかは知る術はない。


 輸送機は、元に戻りつつあるアメリカ大陸を北西に向かっていた。アメリカとカナダの国境を越える。五大湖より先に広がる元大自然のあった大地に、京の城はある。


 ラスト・ベルト。


 あきれたちは京の城をそう呼んでいた。錆びた地帯。


 しかし、眼下には錆びれた大地の姿はなかった。今しがた元の大自然へと戻ったものと思われる。


「あっ! あきれさん。城が!」


 ゆりなは、ルカの代わりに声を上げた。


 激しく錆の色が目立つ鉄の城が、木々を振り落としながら、宙に浮かび上がっていく。堅牢とは程遠い錆びた鉄板が四角く周囲を囲い、石造りの高い塔があるような城を真似て作ったかのような鉄の城。


 そして、城はその場を移動し、どこかに向かって動き出していた。


「ルカ。追って。城に突っ込みなさい!」



- 2 -


 移動し始めた京の城は、刻々と変化していく大地に大きな影を落とし、影は雲のように動いていく。まだ速度は上がっておらず、圭士たちを乗せた輸送機は、加速して難なく城に追いつくことができた。


 圭士は、ルカがあきれの指示を真に受けてこのまま城に突っ込むんじゃないかと、内心ヒヤヒヤしていた。


 鉄の壁が錆びているとはいえ、城壁だ。輸送機と耐久性度の実験はやめてくれ。


「中庭がありますね。あそこなら、着陸できそうです。ルカさん、お互い飛行していますが、着陸できますか?」


 ゆりなに問われたルカは、正面を向いたまま自信たっぷりに大きく頷いた。


 城の外側を囲う鉄壁を越え、広くなった中庭に輸送機は何ごともなく着陸した。城壁や見張り塔からの攻撃は一切なかった。まして、アイアン・メイデンの一体も見当たらなかった。


 それでも辺りを警戒しながら輸送機の外に出る。輸送機に備え付けられたユニバースの検知器には、ユニバースの反応が一切なかった。あらかじめ京が、ここを一番にユニバースを消滅させたようにさえ思える。


 城はひっそりと静まり返り、城の上部で空気を切る音がただ聞こえてくるだけだった。と、そこにギギーっと扉が開く音がした。


 中央の建物の扉が開き、圭士たちは一瞬で緊張感が高まった。


 すぐにエクスカリバーを引き抜けるように持ち手に手を添えた圭士。


 扉から現れたのは、頭に包帯を巻き、片腕を吊った古井諒だった。


 圭士がエクスカリバーを初めて手にした時、意識をなくした状態で古井諒を斬りつけてしまっていたのだ。見るからに回復はしておらず、戦う意志もなさそうだった。


「私はあなた方と戦うつもりはありません。姫宮京のいる玉座へとご案内します。着いて来て下さい。あ、城の中に仕掛けとかはないので安心してください」


 諒の目に生気が感じとれなかった。


「まさか使いがやってくるとはね。行きましょう。ゆりなはここで待機。いいわね」


「はい。みなさん、お気をつけて」


 誰もが罠なんじゃないかと思いながらも、諒のあとについていく。


 足を引きずり、全身に傷の痛みが伝わるのか歩きにくそうにしている諒の後ろ姿は、片腕を失ったゆりなより痛々しい。


 もし、罠があったとしても、諒自身が簡単に動ける様子ではないので、侵入者を防ぐ仕掛けはないのかもしれない。


 城の中も、石造り風の城を意識した雰囲気を感じるが、鉄がむき出しである。ネーヨークの基地とさほど趣は変わらない。


 廊下を進んで、最後に両開きの大きな扉が現れた。


 諒は、肩で押し開けるように片側の扉を開けた。


「ここが玉座です」


 玉座にふさわしく大勢の人が入れるほど広く、扉の正面には階段があり、十段ほどの上がり台になっている。そこには、王と王女が並んで座る鉄の椅子が二つあり、男女がこちらを伺うように座っていた。そして、圭士たちを出迎えるかのように二人は立ち上がった。



- 3 -


 一人の女は、身の丈の倍はある白い槍を持っていた。その槍はユニバースの中から槍の先だけ見えたものと同じ槍だった。


 一人の男は、拳銃を手に持っていた。銃口が尖ったデザインだった。


「エクスカリバーを持ってやってくるのは、てっきり柳さんだと思っていたのだけど。私たちが手にすることには変わりないか」


 出雲編で圭士とともに旅をした高校生姿のままの亜耶弥が言った。


「痛い目に会いたくなければ、エクスカリバーを置いて帰りな」


 同じく高校生姿のままの英士が言った。


 しかし、二人の目にはあの時のように仲間を優しく包み込むような眼差しはなかった。狂気の獣を心に宿した冷酷な目だった。


 京を追い込んだ脅威は、今まで姿を隠し、成長していない亜耶弥と英士だった。


 京がSupertailから現実に戻ってきてから二年が経っているのに、なぜ二人は、あの頃のままなんだ。


 圭士は、ハッとなった。


 京の心の中で見た京もそうだ。鉄化した聖士、零士、真琴、弥里。全員、出雲編の時と同じ姿のままだ。


「あなたたち、いったい今までどこに?」


 車輪を一回転させ、前に出たあきれが問う。


「何の影響も受けない闇の中とでも答えておくわ」


 素直に亜耶弥は答えた。


「闇?」


 あきれは少し首を傾げた。


 圭士はすぐにその闇の意味がわかった。亜耶弥のみが使える闇、暗転空間だ。ユニバースの影響すら受けないということか。


 京がわからなかったはずだ。


 足を引きずった諒が亜耶弥たちがいる階段の下までやってきて、こわばった表情で頭を下げた。


「来客をお連れいたしました」


 その声は震えていた。


「そんなの見ればわかるだろうに」


 と英士が口角を上げるとともに、持っていた銃を諒に向けた。諒は小さく悲鳴を上げて、まごまごしている。


「ご苦労だったな。君の役目は終わりだ」


 英士はペロッと舌を出して、ためらいもなく引き金を引いた。


 カチンと金属を弾く音がする。


 銃の先端から突き出ていた尖った物が飛び出し、諒の足元に転がった。


 それは万年筆の筆先。


 ワールド・ノートに書き続けていたものを小さくしたものと同じだ。それが諒の足元の鉄の床をカリカリこすりながら、赤い文字を書き連ねていく。まるで、魔法陣を描いているようだった。


 諒は撃ち殺されると思っていたようで、そうじゃない現実で何が起きているか把握するのに戸惑っていた。冷や汗を垂らしながら自分の足元をじっと見つめていると、突然、狂ったように悲鳴を上げた。


 それは言葉として聞き取ることができない叫び声だった。


 圭士たち一同も、次々と変わっていく目の前の状況に、心臓の鼓動が早まっていく。


 一度、自分の両手を見つめて火を振り払うように手を振る諒だったが、次第に動きが固まり、たちまち全身動かなくなってしまった。大きく口を開け、枯れかけた叫び声がしぼんでいく。


 諒は、その場でただ立ち尽くしていた。



- 4 -


「諒? 諒にいったい何をしたの?」


 柳が低い声で叫んだ。


「見りゃわかるだろ。役目を終えたみんなと同じように鉄にしたんだ」


 どうして鉄化するんだ?


 ここにはユニバースはないはず。


 あの銃……。


 躊躇せず引き金を引いた英士に、圭士は恐怖を感じた。


 しかし、よく考えて見れば、この世界はハワイ編がそのまま続いていた時の世界。ハワイ編で、亜耶弥と英士は新しい人格に覚醒し、そのまま冷酷な人格で世界破壊を行った。


 だが、二年経って、なぜ二人は成長していない?


 彼女らの中で時間が止まっている?


「そう怒らないでよ、柳さん。あなたがエクスカリバーを持ってくれば良かっただけの話でしょ」


 と英士は笑った。


「亜耶弥、どうしてそんなにエクスカリバーを欲するんだ」


 圭士は尋ねた。


「それはこうだからよ」


 亜耶弥はニヤリと笑って、階段を飛び降りた。


 階段下には鉄器兵が一体横になっている。


 その鉄器兵に向かっていく亜耶弥の持つ白い槍。


 鉄騎兵の胸に槍の先端がぶつかる。


 キーンと玉座に鳴り響く乾いた金属音。


 それから何度も亜耶弥は、鉄器兵を突き刺すが、全く槍は刺さらない。


「聖なる武器なら、鉄くらい突き刺せるのに、ホラこの通り。どうしてだと思う? わからないわよね。教えてあげる。京が自らの意志で肉体を守るように鉄化したからよ。絶対防御の身となり、心にすら鍵をかけた。まぁ、エクスカリバーで鍵は開けられても、心の壁までは切り裂こうとは思わなかったようね、圭士」


「あぁ。心をこじ開けたところで、本人は喜ばないだろうからな。だから、事態を解決するためにやってきたんだ」


 圭士は奥歯を噛み締めて、エクスカリバーの持ち手を握った。


「事態を解決するなら、京の鉄をその剣で切りはがしてはくれねーか」


 英士は階段を一段一段降りながら言った。


「それでどうする?」


「生肌が見えたところで、死んでもらう」


「お前らはいったい何が目的なんだ」


「私たちは烏丸先生の元、私たちだけの理想郷を作るの。せっかく世界をまっさらにしたのに、ユニバースだの、また元の世界に戻すだのって……。作者、京が邪魔なのよね」


 亜耶弥はもう一度、今度はさっきよりも力強く鉄器に包まれた京を突き刺した。しかし、弾かれる。


「理想郷? それこそ京が書いたSupertailの中にあるものだろ」


「今やそれが現実となったのよ、この世界は。私たちはその現実化した世界で、そのまま生きるのよ。また元に戻させてたまるものですか」


「しかも、途中で物語は終わっちまったからな。だから、自分たちの手でこのままの姿で永遠に生きれる世界を作るんだよ」


 英士の語気は強かった。


「そう。もう作者は続きを書かないらしいから。作者の気が変わらないうちにいなくなってもらいたいの。でも、破れないのよ、この殻が。だから、私たちはそれが欲しい。エクスカリバーが」


 亜耶弥は、白い槍を圭士に向けた。


 圭士は、すぐにホルスターから剣を抜いて構えた。


 あきれたちも張り詰めた緊張感の中で、それぞれ手にした剣や銃を構える。


「あなたたちこそ、Little Storyの世界が楽しくて、紙に穴が空くほど何度も読み返したくせに。そんな私たちを敵対視されても困るわ。あのL.S.がいいっていうんなら、ずっとL.S.の世界にいればいいのよ」


 亜耶弥は声を張り上げながら、槍を鉄の床に突きつけた。槍の先端と鉄が接触した瞬間、白い光が一直線に圭士たちに向かってくる。そして、直前で光が飛び上がり、乱立した。


 それは一瞬の出来事で、圭士たちは一歩足りとも動くことができなかった。


 天井と床をつないで立ち並ぶ光の棒は、ルカ、ダンテ、美佐緒、美彩季、雨宮をそれぞれ取り囲んだ。白い光の檻の中に閉じ込められてしまっていた。そして、檻の中の天井が開き、換気扇のようなプロペラが回り始める。


 すると、白い煙が天井に吸い込まれていく。その白い煙は、檻の中の足元にくべられた燃え上がる白い薪の炎が出す煙だった。


 檻の中は瞬く間に、白い炎と煙に包まれてしまった。中の状況はわからない。


 白い薪と白い炎を見て消せないことは、Akire( i )システムを知っていればわかることだ。檻の中に捕らえられた者たちもそれをよく知っている。


「みんな! まさか?」


 あきれは叫んだ。そして、亜耶弥を睨む。


「そのまさかよ。みんなL.S.……そっちはSupertailって読んでるんだっけ? そのSupertailが好きなんでしょ。だったら、一生そこで暮らすがいいわ」


 圭士はエクスカリバーを構えたまま、為す術はなかった。今から救出することはできない。自分もあの炎に触れれば、亜木霊となってSupertailの中へと連れて行かれてしまう。


 檻の中の煙は、どんどん天井の中へと吸い込まれていく。別の部屋にAkire( i )装置が設置してあり、そっちに煙は送り込まれていくようだ。


「圭士。今はAkire( i )装置がしっかり動作していることを祈りましょ。各自ホワイトエーテルを持っていくことができていれば、また戻ってこれるけど、キャー!」


 あきれの悲鳴に目を向けた圭士。


「あきれっ!」


 柳があきれを車椅子から引きずり上げ、羽交い絞めにしていた。


 柳はダンテに拘束されていたはず。


 そのダンテはすでに炎の中。


 檻からはみ出て燃えている白い線。


 それは柳をつないでいたロープだった。炎がロープに引火して、柳の手元を縛るロープが燃えて外れてしまったのだ。


「深和さん。大人しくエクスカリバーを渡してください。でなければ、あなたの大切な人が足を失くすだけじゃ済みませんよ」


 柳の威勢はよかったが、その表情は焦っているようにも見えた。おそらく柳自身も生きるか死ぬかの決死の行動だったのだろうと悟った圭士は、あきれの目を見た。


 あきれは、必死に首を左右に振っている。


 エクスカリバーを渡すなということか。


「柳さん、ナイス判断でしたね。これ、渡しておきます。局地的にユニバースを発生させるやつ。あと二発だけ使えますので、タイミングは柳さんに任せます」


 英士は、柳の空いた片手に万年筆の筆先が先端にについた銃を手渡した。それを受け取った柳は、すぐに引き金に指をかけ、あきれの足元に向けた。


「下手なことをすれば、これを放ちます。深和さん」


 柳がここで動けるようになって、しかもあきれを人質に取ると圭士は思ってもみなかった。エクスカリバーを構えたまま圭士は動くことができずにいる。


 あきれは首を振る。


 エクスカリバーを渡したところで、あきれの命の保証はない。


 渡せば、二人の思うツボだ。


 圭士の額から汗がこぼれ落ちた。

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