このすば世界の考察編11:食文化編

このすば世界・考察編11: 食文化

食文化などの風俗全般。


 我が二次創作での新生サキュバス喫茶のメニューを考案するにあたり…作中の食糧事情を取りまとめて考察してます。


・紅茶、コーヒー、クリムゾンビア、シュワシュワ

 紅茶はまぁいいとして、インスタントコーヒーが既にある。産地も気になるけれど、どんな製法なんだろう。粉末描写があるので濃縮液のポーションタイプではなさそうです。フリーズドライ製法なのかなぁ。

 紅茶があるってことはチャノキがあるってことでして…烏龍茶は無理だとしても、緑茶くらいはあるのかな…

 クリムゾンビアの正体も気になりますね。ビールは7巻にも出てきたので大麦はありそうです。麦茶もあるんでしょうか。


・キャベツやレタス

 春夏秋冬で別々の特徴を持つらしい。飛行するのは秋物のみであることが焼きそば屋台で明かされました。エリス様が言うんだから間違いない。作品の時系列判断の基準の一つになりそうですね。新大陸の探索におけるキャベツの追跡も秋しかできない設定にしておくか。アニすば2EDで出てくる画像は無視だ無視。きっとキャベツじゃなくてレタスなんだ。若しくは、このすば世界の秋の風景なんでしょう。

 アクア様によると…キャベツは大陸を渡って海を越え、最後に人知れぬ秘境に辿り着く…と言われてるそうです。

 アクセルの街の近くにはドラすば!で出てきた海もあるようですし、キャベツが海の上を飛び征くところまでは目撃されていそうです。しかしその行く末は…かなり曖昧な表現なので、あまりよく分かってないようです。まぁ、海にはクラーケンや触手など強力なモンスターがひしめいているそうですし。海上のキャベツを追跡するのには、かなりの危険が伴いそうです。

 次にキャベツの向かう方角についての考察です。例えば渡り鳥なんかも秋に移動します。その目的や方角といえば、大抵は寒い冬を温暖地で過ごすために南方へと旅立ちますけど…その場合は春には戻ってくる筈です。しかし、春にキャベツのクエストは無いようです。アクア様の言う通り、単に収穫されたくない気分で片道切符を翼に載せて渡るのでしょう。方向もかなり適当で良いのかも。ほら、秋は旅の季節って言うし。

 キャベツの群れに混じってレタスも飛ぶようですが…アイツらはそもそもアブラナ科じゃなくてキク科だし…あんま気にしないでおきましょう。蛇足ですが、アクアの収穫結果が"レタスだけ"ってーのは、恋愛要素が絡むと結構お洒落な感じなんだけどなー。横文字で英語もある程度は認知されてる異世界なのに、そんな雰囲気は皆無ですね。


・焼きそば&香辛料

 アニすば1期11話で焼きそばパンが出てくるけれど、その後の感謝祭で出て来た時は珍しい味と言われてますね。たぶん、パンに挟まれた焼きソバは塩味なんでしょう。塩焼きソバです。アクア祭りの焼きソバはソース焼きそば。

 カズマ特製やきそばソースには香辛料が使われているようですが…地方によって組成や分量は違うし…ハンバーグソースを改良する試みは行われてなかったのかしら?

胡椒はありそう。アニすばでカニ寿司があったので山葵もあるっぽい…西洋ワサビか大和山葵かわかりませんが。トウガラシは…ラー油があるから、あるのかな?


・タコ、サンマ、フカヒレ、ツナなど魚介類

 野生のタコは森の中、養殖サンマは畑でとれる。タコは蛸と書くから虫が住む森で採れるのかな…ツナ類やイカ、フグはどこで採れるんだ?

 義理のお兄様の言葉によれば、魚の中ではサンマだけ畑で採れるとあるけれど…野生のサンマは野原で採れるのだろうか?まぁ、異世界の知識に乏しいアンポンタンなカズマの発言なので、陸地で採れる魚の種類はもう少し在るかもしんないですね。

ドラすば!の舞台となった、アクセルの近くにある海には魚もいるみたいだし、フグは浅瀬で取れそうですけど、このすば世界は稲作してるし、淡水性のフグもいます。田圃でフグも獲れるかも。


 続爆で出てきたシュウマイの材料であるフカヒレのリソースとなるサメ類は、ツナ類と一緒に延縄で掛かるらしいので、クラーケンなどに襲われるリスクを上手く避ければ採れるのかな。


 クラーケンの他にも海には触手モンスターなど強敵が揃って多いらしいので、沖に出る漁師は命懸けでしょう。成り手は意外と少ないので高級食品になるのは仕方が無いかも。


 12巻ではカズマとダクネスが野営します。保存食を利用するのは初めてだったらしいですが…10巻で利用した食材は全く出てきておりません。マヨネーズは冷蔵する必要があるから仕方がないとして、ツナが出てこないとは…缶詰にしろ瓶詰にしろ意外と高級食材なのかもしれませんね。


・ザリガニ、ロブスター、霜降り赤蟹など甲殻類

 淡水の小型ロブスターは川底に住む。では大型ロブスターは?アニすば!やドラすば!では川にも海にも魚はいるので、ロブスターが海底に住んでてもおかしくなさそうですけれど…霜降り赤蟹は、あんなに大きいので海産物なのは間違いなさそうです。ただし、海は強いモンスターが多いというし、霜降り赤蟹が超高級食材なのもそれ故なのかしら。…或いは裏をかいてヤシガニのように陸生か?タラバもヤシガニも確か同じヤドカリ科だし。そう言うのもアリかもしんない。


 そうそう。実は霜降り赤蟹が出てきた回数は紙すば中で齟齬があります。

 サキュバス喫茶とダクネス嫁と、め組の外伝の計3回。しかし…時期的に3回目な筈の続爆の本文中には、2回目の霜降り赤蟹と明記されています。まぁ、めぐみんの主観ですし、本当の2回目は冷めていたのでノーカン扱いなのかもしれません。


・アダマンマイマイ

 食べ物じゃないけど水棲生物シリーズのついでです。植物食の陸生の貝だそうです。寄生虫が怖そうです。貝殻だけでなく本体部分も硬いんだとか。ギガントペルタやスケーリーフットがモデルでしょうか?名前からしてアダマンタイトを含んでいそうですが、このすば世界のアダマンタイトってなんだろう…めっちゃ硬いけど砕けるようです。破壊可能。未知の金属なのか、語源通りのダイヤモンドなのか、あるいは硬質グラファイトの類なのか…炭素ならリソースは明確ですけど、金属の場合は謎ですね。普段は鉱山跡にでも住んでるんだろうか?


・砂糖、チョコ、バナナ、スイーツ

 このすば世界には茶菓子やケーキ、プリンにチョコ等、嗜好品が沢山ありますね。

カカオやバナナ、コーヒーがあるならサトウキビも何処かで栽培されてるのでしょうか?それなら砂糖があるのも頷ける。

 熱帯植物が勢ぞろいなので、その内ゴムノキも出てくるのかな…タールプラントが其れに該当するのかな?パイナップルくらいは勝手に出しても良い気はする。

 セシリーのお気に入りのプッチンプルン…プリンの類でしょうか?あるいはゼリーかな?カズマとめぐみんの会話の中でも5個組?のプリンがあるようです。容器の素材は何だろう?ビール瓶や牛乳瓶みたいにガラス製の容器のリサイクルするプリン屋もあるけれど…草食性スライムが食べるので、業務スーパーみたいな紙製なのか?このすば世界じゃ紙はそこそこ出回っているみたいです。新聞紙やチラシ紙、牛乳パックに割引券。義理の妹は高額紙幣も使ってました。ただし水に溶けるトイレットペーパーは超高級品らしいです。

 がつくれるタールプラントがあるから容器としてのバイオプラスチックもあるのかな…?しかしそれならサンドバッグ開発時にビニール素材くらい出回っても良さそうなもんだけど…


・蜂、キラービー

 蜂の巣をつつく、という表現があるので、こちらの世界と同様の性質を持つ蜂はいるみたいです。このすば世界のキラービーはどんなのでしょう?スズメバチかな?めぐみんが良く知ってると言うことは、ハチノコとして食べてたのかもしれませんね。

 解毒魔法や状態異常無効になる装備がある世界なら、養蜂家はかなり安全に作業できるのかもしれません。教会権力が専門的にやってそう。あるいは呪術師が蜂を麻痺させるとか。まぁアナフィラキシーショックはキツいと思うので、成るべく刺されないように努力はしているかもしれません。


・イネ、コムギなど穀物類

 パンやパスタ、焼きそばが出回ってるので小麦が主要な穀物なのかと思いきや…イネもあるようです。

 11巻で王城でオニギリ作ったりカズマの屋敷の食卓にあるので超高級食材かと思いきや…既に3巻の時点でバルターの見合い写真を修復する際にご飯粒が出てました。アニすば!では霜降り赤蟹のお寿司として出てきます。紅魔の里やアクセルの定食屋にもありそうだ。

 というか、旧いアクセルにも住んでたことのあるウィズがお世話になってる定食屋なので、かなり前から大量に栽培されててるようです。既に洪水被害の借金を背負っていたカズマ達が買えるんだから、そこそこ安価でもあるようです。コメはベルゼルグのある大陸では古くから一般的に出回まってるのかな。


 そういえば紅魔の里の定食屋ですが…お品書きは至って普通の表記でした。紅魔族が経営する喫茶店のメニューは明らかに紅魔族っぽいアレンジが施されているのに。おでんのある定食屋の経営者は余所者のお爺さん説が濃厚になりました。アルカンレティアの居酒屋にもおでんはあるようです。


 因みに稲作自体はヨーロッパでも一部地域においてのみ、そこそこ昔から行われていたようです。時代が下るにつれて欧州でも栽培域は広がっていったので、野菜としての需要はあったようです。生産量が少ない場合は高級食材としても扱われていたかもしれません。


 我が二次創作の新大陸の開拓地では…土壌や水資源の組み合わせや気候など、適合する広い土地が未だ見つかってないのでおコメは未だにマイナーということで。田圃には豊富な水資源と沼地のごとき土質と、水の管理もできる農業従事者も必要です。さらに、単子葉植物には足を生やして逃げる性質もあるようなので、脱走防止の監視をするための案山子やゴーレムに混じって生きた農業従事者も必要です。栽培に掛かるコストが物凄く高そうです。ですので新大陸ではコムギがメジャーということにしておきます。

 

・油糧作物

 ダクネスが使ったランプの他に、セシリーの天ぷら、カズマの屋台の焼きそば等。このすば世界じゃ油がそれなりに生産されていて、簡易照明や調理用にも使われているようです。今回は植物油について考察します。

 キャベツがあるので、その仲間であるアブラナも栽培されてそうですが…明言はされてはいませんね。着目すべきはアニすばカニ鍋の具として描かれてる緑色の葉物野菜。定番の白菜ならキャベツとの掛け合わせでナタネができるのですが、果たして…?

 と思ったら書籍で白菜あったわ。紅魔の里でめぐみん実家の鍋に出てきてた。ナタネの存在承認なされました。白菜も結球性をもっていますが飛び回るのだろうか。キャベツの親戚みたいなものだしな…

 みたらしの元になる醤油や味噌もあるのでダイズもありそう。アニすば2で出ていたトウモロコシも紙すば11で出てきてました。

 ただし…大豆もトウモロコシも、油糧作物としてはそこまで優秀じゃあないんですよね。続爆のお頭が齧っていたピーナッツはそこそこ優秀ですけど…マーガリンは無理でも、ピーナッツクリームくらいは在るかもしれないですね。他にもワインはあるので、グレープシードオイルくらいもありそうですが…ナタネにはやっぱり敵わんでしょう。

 アニすば2で出て来た食べれる石鹸や飲める洗剤の原料も気になりますね。パーム椰子かな?カカオやコーヒーが育っているからアリな気もしますけど…

 新聞やチラシを活版印刷できるほどのインクも生産されてるようです。近年から流行っている大豆インクでしょうか?


・その他の植物系農作物

 じゃがいも、メロン、大根、トウモロコシ、ネギ、スイカにトマト。他にもミカンやタケノコとかアスパラガス。どれもこれも捕食者や農家に反撃したり、逃げ出したりと、生命力に満ち溢れてるようです。調理されると逃げ出さないけどそれでも抵抗してくるとか…どんだけ生命力が強いんだ。害虫や寄生虫も強そうです。ワインがあるので葡萄もある。アルカンレティアでグレープジュースもありました。

 マツタケは菌類扱いなのか植物扱いなのか…そう、マツがあるみたいです。松ヤニもありそうですね。野良シイタケもいるみたい。マタンゴみたいに歩いてる?紅魔の里では海藻サラダも出てきてますね。

 ウィズの主食の一つにもやしがあるようです。あんまり関係ないですが、「もやし」は「萌やし」と書くそうです。つまりはスプラウトのことなんですけど…普通に緑豆あるいは大豆か何かの萌やしなんでしょうか?

 一方、王家の食卓にはピーマンがあるようです。高級食材なのでしょうか?


 11巻冒頭で描かれてるベルゼルグ王城には和室があるんだとか。畳のためのイグサも生えているのかな?。


・栄養剤

 紅魔の学校で登場した栄養剤。コミカライズでは描写はありませんでしたが、どんな形なんでしょう。錠剤なのか、ドリンクなのか…個人的にはドリンク型を推してます。適当に薬草混ぜて抽出した液体に砂糖をぶち込んだ感じ。直後にめぐみんは寝ているのでカフェインレスタイプでしょうか。ただしその場合は文中でポーション表記されても良いかも知んない…やっぱり錠剤なんだろか。カプセルかタブレットか。流石にタブレットだと思うけど…

 まぁ、そういうわけで。赤子の育成には粉ミルクじゃなくて色んな栄養素が含まれる母乳そのものが推奨されていますけど、我が二次創作のこのすば世界にゃ栄養剤みたいなものがあるのでそういうのが添加された粉ミルクが既に出回っているということにしています。


・安楽少女、安楽王女

 こいつらも食べ物じゃないけど植物型モンスターシリーズでのついでです。

 我が二次創作では、ダンジョン内への宝箱の中身の供給の一端を担っていることにしております。

 このすば!よりももっと生々しくD&Dベースのファンタジー世界の生態系を考察しているダンジョン飯という作品では、野菜の代金だったり、あるいはクリーピングコインやその亜種である宝虫が擬態したモンスターが宝箱に入っている、という解釈が為されていましたが…宝箱に装備品が入っている理由については解説されていませんでした。

 このすば世界でも、ウィズ達が潜っている時点で宝箱の中身が用意されてる原因はよく分かっていなかったようです。我が二次創作では安楽少女が看取った冒険者の遺品はゴブリンやらコボルドが回収したり、あるいは別のルートモンスターが洞窟やダンジョンまで運んだり、なんやかんやあった末に最終的に宝箱の中に行き着くんじゃないかと解釈しました。安楽王女は知力のステータスが発達した変異種が元の上位種なのかもしんないです。


 そういえば、安楽王女は大した言葉も交わしてないのに、カズマやその仲間たちの素性をあっさりと見抜いてました。

 名前や肩書きに王の文字が付いてしまうと、自然とくもりなきまなこが使えてしまうのでしょうか?義理の妹もドッペルゲンガー見抜いてましたし。アイリスが自らの眼に自信を持っているのは瞳も意味する名前ではなく、王家の血筋に由来するのかもしれません。神権授受した王家でしょうか?それなら神様のスキルの一部を行使できるかもしれませんね。

 モンスターにも彼らが崇める神様でもいるのかな。今後の展開に期待です。


・アルコール類

 ビール、クリムゾンビア、ワインなど。日本酒っぽい瓶に入ってるお酒がシュワシュワと呼ばれているのは…日本という国が認知されてないからでしょうか?

 アニすば!のウィズはお茶を入れる時にアルコールランプっぽいものでお湯を沸かしてましたね。もしかしたらサイフォン式のコーヒーも飲めるかもしれません。

 ランプの燃料用は何でしょう?ジャガイモがあるのでスピリタスの類でしょうか?オイルライターの燃料は普通は揮発油ですけれど…内部で揮発させれば純度の高いエタノールで代用することもできるみたいです。その場合、炎の色は青色になるみたいですけれど。

 ただし…治癒魔法や浄化魔法でで病原菌を退治することができない世界です。破傷風などを予防するためにも、飲用でなくても消毒用としてのスピリタスはあっても良いかもしれません。

 炭酸ガスを人工的に注入する技術に関しては、今のところは未だ無いようですが…重曹も酵母もあるようですし、レモネードやジンジャエールなど近いうちに出てくるかもしれません。でもその為には気圧に耐えうる容器の開発が必要かしら?


・アルカン饅頭、肉饅頭

 アルカン饅頭ですが、肉饅頭の他に中身の種類はあるのかな…アルカンレティアのエルフとドワーフは、中身が一緒なのに何処もかしこも自分が本家と訴える、草津の温泉まんじゅうなイメージですけれど。

 話は少しばかしズレますが、アニすば!のアクシズ教徒の勧誘は凄かったですね。紅魔族の指南を遥かに超えておりました。めぐみんが怖がるのも無理はない。あの部分は良い改変。


・餃子、焼売

 このすば世界のミステリーその1。王宮料理に焼売があっても餃子がない。原産国では両方とも同じ点心…つまり軽食です。そして餃子はかなりの縁起物な筈なんですけど。価値観は完全に現代日本人の若者視点なのかなぁ…ベルゼルグ王家に取り込まれた勇者の出身地はラーメン屋さんが大好きで、焼売が身近に溢れる関東などチャイナタウンや中華系ファミレスのある地方出身では無さそうです。


・酪農

 プリンもあるし、クリスが牛乳を飲んでます。ヤギ乳以外にも酪農用の牛の牧畜も行われているようです。アクセルは牧畜はあまり盛んでなく、近くには肉牛用の農家があるくらいな筈なので、別の街で採れた牛乳が出回ってるのでしょうか。低温殺菌技術が無くても呪術で確実に滅菌できそうですが、果たしてどういう事になるのやら…ケーキなどを焼くために必要なバターなどは簡単に用意できそうです。


・鶏卵、ドラゴン牧場、騎鳥

 ゼル帝もそうでしたが、玉掛けご飯やプリンもあるということは…かなり大規模に卵が生産されているようです。

 いや、鶏とは限りませんが。でも、卵を産んで家畜化されてるっぽいのといえば…リザードランナーとレッサードラゴン?ベーコンになるドラゴンはドラゴン牧場で飼育されてるのかな?王都の目玉焼きはキューって鳴いてたし。

 しかしエルロードの旅路で出てきた卵にアクアは興味を示してません。ゼル帝の同族も家畜化されてると思った方がいいのかな。ああ、やっぱりドラゴンが養殖されてるって事なのか。失敬失敬。

 生卵も平気で食べてるので、卵の滅菌はキチンとされてるようです。かなりメンドくさい工程な筈ですけれど。やっぱり呪術なんだろうか。あとは記述のみで未だに登場してない騎鳥くらい?走り鷹鳶とかダチョウみたいな感じかな?羽毛は毛繕いで臭そうなうえ、無駄に空気を纏うので熱が篭って直に座った場合の乗り心地はめちゃくちゃ悪そうですけれど。そもそもダチョウは性格が荒っぽい。


・カモネギ養殖

 webすば!ではドリスでしたが…紙すば!では隣国エルロードで行われておりました。

 まぁ、ベルゼルグ内の都市でカモネギの養殖が行われていたら、効率のいい経験値稼ぎのために冒険者が殺到したり、アクセルを含んだ国内の至る所で盛んに養殖が行われている筈です。

 紙すば!ではエルロードの重要な収入源として、養殖法を特許で守りながら各国へと出荷されてると考えていた方が合理的ですね。


 魔王との戦争が終結すると、投資家からは需要が下がると見込まれたのか、カモネギ養殖業への投機熱は一気に下降します。その隙を付いて、カズマが知的財産権もろとも購入して、紅魔の里で新しく養殖業を始める。そんなアフターも考えております。


一撃ウサギラブリーラビット

 爆焰3と12巻で出てきました。ウサギのお肉は買い取ってもらえるようですし、カズマが狩って晩御飯にしていたので意外と食用に適しているのでしょう。ドラクエのアルミラージか一角ウサギが元ネタでしょうか?狼を齧っていたのでかなり戦闘力は高そうですが…場合によっては木に角が刺さって身動き取れなくなってしまうので、あまり知能は高くはなさそう。


・冷蔵、冷却技術

 魔導冷蔵庫はあるけど、クーラーはウィズが開発するまで無かったのか…というか、クーラーを教えたのはカズマじゃなくてアクアなのかよ。魔導冷蔵庫はフリーズを、クーラーは更にウィンドブレストを加えた魔道具なんでしょうか?

 冷蔵庫に関しては上流階級と一般階級の差なのかな。魔導冷蔵庫を持ってること自体が一つのステータスになりそうです。

 しかし長く使えそうな魔導冷蔵庫も本当ならば空気を循環させる機能があって然るべきなんだが…クーラーが半年で壊れてしまう寿命設計なのは複数の術式を載せてるからですかね?使い捨てでもゴミの処理とか再利用が簡単ならば、特に問題にはならないですが。

 というか、初級魔法のフリーズって、クリエイトウォーターと組み合わせて使う、簡易冷蔵庫の機能維持のための魔法なんじゃ…初級魔法は生活レベル向上のための便利魔法である可能性が高まってきました。コタツに使った魔鉱石も含めれば、組み合わせ次第で色んな家電の再現もできそうです。

 書いてて気付いたんですが、携帯トイレにしろクーラーにしろ初級魔法を仕込んだであろう魔道具は呪文を叫ばなくて良いという利点があるんですね。ただ魔力を注ぐだけで風や冷気や水を召喚できるとは…スキルポイントも使わないので金さえあればめちゃくちゃ便利ですね。いわゆる無音詠唱は不意打ちが出来るのが物凄い強みです。魔法が蔓延るこのすば世界で今だに弓矢が現役なのも、詠唱を必要としないなどの利点があるからではないでしょうか?


・固形燃料

 霜降り赤蟹が初登場した時の鍋の熱源描写について。紙すばでは炭を用いていましたが…アニすば1では別のタイプの固形燃料を使ってました。青い炎であることから、アルコール系の固形燃料であることが憶測されます。お茶を入れる時によく使うエタノールランプっぽいのがあるので、エタノールの蒸留技術は確立しているとして、その固形化は…ところてんスライム或いはタールプラントで固めてるのかしら。普通は酢酸カルシウムで作るようですれけど…炭焼きの時に出てきた木酢液に水酸化カルシウムを混ぜて作ってるのでしょうか?


 そういやキッチンの熱源はどうしてるんだろう。アニすば2では青い炎のコンロが出てきましたね。ガスコンロにも見えますけれど…エタノールが燃料のコンロの可能性もありますね。1期でウィズが紅茶を入れてた時はアルコールランプっぽいのでお湯を沸かしてました。炎の色は赤色でしたが…紅茶を淹れる時のランプはエタノールと相場が決まってますし。オイルライターで使われる様なベンジンなどの赤い炎の燃料は臭いし紅茶の香りを害します。この時の炎の描写はあくまで分かりやすいイメージだったということで。そもそもアニすば!はカズマの瞳の色が違いますしね。所々で分かりやすいように描写を変えているのでしょう。このすば世界では燃料用のエタノールが普及していたかもしれません。高純度の蒸留酒の類でしょうか?


 熱源といえば、コタツやお風呂に利用されてる魔力を注げば温まる特殊な魔鉱石。その性質が石英管ヒーターっぽいやつならば、調理時の熱源としても扱えそうです。熱効率の良い魔鉱石の産出量さえ増加すればアルコールコンロよりも普及しそう。魔力を消費するので一般人には扱いにくいのが難点か。

 アニすば!で描かれてるカズマ達の屋敷には薪割り場所はあっても炭焼き小屋は無さそうです。用意した薪は、主に暖炉に使われるのでしょう。調理する時は煙が出て大変ですし。

 薪オーブンもこのすば世界にはあるでしょうが…カズマがもたらした現代知識によって、そのうち魔鉱石トースターとかも出てきておかしくないですね。或いは既にあるのかな?ウィズの主食の一つであるパンの耳があるってことは食パンがあるってことですし。


・性風俗関係

 これまで食文化中心で述べてましたが、冒頭で風俗全般に触れると宣言したので。街ごとに条例があるようです。アルカンレティアとアクセルの行政区域は別の管轄のようですね。

 如何わしいサービスはアクセルでは風営法で禁じられてる。が、チップを積めば美人さんがお酌をしてくれる酒場は3丁目にあるらしい。アクア様はよく通ってんのかな。やっぱアクシズ教の女神なだけあって多少のレズっ気はあるっぽい。

 一方で、妖しいお店はアルカンレティアではokらしい。ゼスタさんがよく通っているようです。風俗okな温泉街ってーと…関東では草津くらいしか思い浮かばない…

 王都ではホストクラブがあるんだとか。バニルは其処のホストの顔を知ってるようでしたが、何でだろう…?ウィズと魔王軍幹部の数とかについて連絡を取る時に、落ち合う場所にでもしてたのでしょうか?

 あるいは、実は其処はインキュバスのお店で、地獄のバニルの領民が経営してるとか?しかし、アークプリーストが何人もいるような王都では、流石にその可能性は無いかなぁ…


・入浴剤

 ダクネスが良く利用しているようです。重曹のある世界なのでシュワシュワいったりしてるんだろか?アルカンレティアには湯の花とかあったのかもね。

 感謝祭の中ではベルゼルグのある大陸では遥か遠方に浴衣が衣服として根付いた文化があるっぽい。和装の導入は比較的に容易なようです。


・アクセル警察機構

 ついでに風俗を取り締まる側の立場のアクセル警察機構について記述します。サントラ付属のドラマCDやダスト外伝で詳しく触れられてます。

 警察関係者によるサキュバス喫茶に対するガサ入れは八咫烏襲撃前にもあったようですので、バニル外伝の際の査察は…関係当局といわれているので、保健所が担当してたのかもしれません。

 今のところ構成員として判明してるのを以下に記述します。

・脱ぐとすごいアロエリーナ署長

・巡回警官さっちゃん

・セナさん(10巻時点で王都に栄転)

・パン屋の娘に恋してる巡回警官

・webすばセレナ編では女騎士が駐在している

・その他、冒険者崩れの警察官


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