このすば世界・考察編00:冒険者ギルド編

フォローしてる方のところで議題に上がっていたのでここらで一つ考察を。


このすば世界では、各都市に冒険者ギルド支部があるようです。

本部が何処かはわかりませんが。web版では冒険者を含めた国民から徴収した税金を使ってギルドの依頼報酬に当ててる的な文言もあった気がします。

となると、その設立の背景には国家が関わってるのは間違いなさそうです。



おそらく、ギルドとなる前身の、一番初めの小さな組織は首都ではないけど、其れなりに発展した、交易を中心とする地方都市で、スラムに住み着く身寄りのない者同士が食いつないで行くために、何でも屋を始めた事が起源だとしても。


その後の全国規模への発展の過程を描くのが難しいですよね。


国家が放置しないでしょうし。

このすば世界には、他作品でもよく見られる職位システムが関与してます。


個人的な解釈としては、職位システムはあくまで修行などの経過を省略して、奇跡的な神の力で専門職に並び立つスキルをお手軽に取得できる機構だと位置付けています。


それっぽい解釈をさらに深めるとすれば、その神の奇跡を実施するには、神権が付与された王家の力が必須である。

スキルの取得の正体は、英霊として神の身許に送られた死者の魂に刻まれた知識や経験を鋳型として、特定の職位についた冒険者の器にその能力を貸与する…

うん、なんだかとてもそれっぽくなってきた。


問題なのは、軍警とは別の組織として成り立った背景ですよね。

特に、魔法や呪術なんか便利すぎて軍事技術と密接に関係していそうだし。

おそらく、魔術師ギルドが先に設立していて自治体を形成していたのでしょう。

あまり争いを好まず、周囲と協調しながらひっそりと暮らしていたかもしれません。

プリーストが所属する教会関係は軍や王家とは別に成り立っているので、魔術師もそういう感じでいいかもしれませんね。

そういった地方や都市でバラバラだった勢力が、とある共通の敵…ここでは仮に魔王軍としましょうか。

世界の敵に立ち向かうために、神の宣託に従って各地の勢力を一纏めにして、即席戦力をお手軽に補填するために、冒険者ギルドの設立を行なった。ただし、当時は冒険者なんて単語はなかったので、人造勇者とか、模倣勇者とか、あるいは伝承者とか、そんな名称だった。

なんてどうです?


そして、後に"始まりの冒険者"と呼ばれるスラム出身の、やけに頭の廻る成り上がり者たちが意外にも戦功を上げまくったもんだから。

始まりの魔王を撃退した後に、ある程度の自治権を要求・獲得して、ついでに地方に蔓延る独立した魔物たちの駆除なども請け負うようになって全国に散らばって、冒険者と呼ばれるようになって、後の世に続くとか。


ついでに英雄譚も広まったので、冒険者を目指す人々が増えてしまった。


さらに後世になると、冒険者人口が飽和しすぎたので、新天地を求めて開拓民になるというのが僕の物語ですね。


…ここまできたら、完全にオリジナルにした方がいいのかしら…でもなぁ。このすばのキャラクター達がとても魅力的なんだよなぁ…


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