可笑しな注意事項？

嘘の様な・・・本当の注意事項？

　現代のアフリカの【港】で、実際に言われているらしい注意事項。

「ジーパンを履いて出掛けてはいけない」

　何故か？　それは・・・お尻を狙われるから。

　お尻のある部分を執拗に狙うモサ＝掏（す）りが出没するから、危険だと言う話。

　なぜ危険か。

　向こうの掏りは、尻ポケットを狙う。

　通常、アフリカの方では財布などは持っていない事が多いので、大体前のポケットに剥き出しの現金を直接入れている事が多いらしい。

　なのに、何故尻ポケットか？

＝現金を狙うよりも、比較的安全だかららしい。

　だから、そっと後ろに回り込み、尻ポケットに手を差し込むと同時に、バリッ！　とジーパンからポケットを剥ぎ取り、そのまま逃走する！

　盗られた本人は尻餅を突くし何が起きたのか呆気に取られ、周りの者は余りの事態に爆笑する。その間に逃げ切るといった手口。

　向こうでは、尻ポケット【だけ】を取り扱うポケット屋というべき商店があるらしい。

　そこに卸す為に、尻ポケットを狙う。　盗られた人は、ポケット屋に行ってポケットを付け直してもらう・・・らしい。

　そして、ポケット屋に二束三文で卸し、ポケット屋がポケット代と手間賃を稼ぐ・・・らしい。

　ジーパンは必ず後付けタイプのポケットである事から、確実に狙われるらしいですよ。

　それにしても、ジーパンのポケットを剥ぎ盗れる程の荒業を持つ掏りは、果たして掏りと言えるのだろうか？

　これは船乗りの間での注意事項。向こうの港は割と何処からでも、誰かしら入りこめてしまうから。

　飛行機だと、空港ではそんな不埒な者は入れないので。

情報源：知り合いの船乗りから。