第12話 6/12

僕にはやっと恋人が出来た。男子校に通っているお陰だろうか。実を言うと、作詞作曲してギターの弾き語りをしたり、香水を作ったり、クッキーを作ったりして高校のクラスメイト達には女子ってんじゃねぇと言われることも多々ある。アイツらは、典型的な武骨で不器用な男が多い。

そんな男子校には出会いがないから、校外での出会いになるのだ。


彼女とは、宮城県防災の日に「エスペラントフェア」で弾き語りライブをしていたら、偶然見に来てくれて、不思議な縁でそれから何度も見かけるようになった。

しばらくは意識していなかったが、とあるバザーに立ち寄ってそこで偶然話をしてから、連絡先を交換して交換日記をつけるようになり、僕たちは恋人になったのだった。

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