平凡男子は今日もゆく~俺が異世界とか無理だって……~

Luna

平凡男子のプロローグ



俺は、何処にでもいる、至って普通の男子高校生。


容姿が格別に整ってるわけでもない、知能が優れてるわけでもない、運動がずば抜けて出来るわけでもない、ちょっとした思春期の病気を患ってるわけでもない、かと言って、それらを貪欲に求めてるわけでもない。これが俺なんだから、気にしてない。まぁ、あったらあったで損はしないだろうが。


非常に面倒くさそう。



だから、俺は平凡が好き。平凡男子サイコー



平凡は平凡で苦しいけど、非凡よりはマシ



俺は特別になれないから。いいんだ。



何言いたいんだか……




あぁー、わからん




ついでに言うと、この問題も解らん




誰だよ、数学なんて面倒臭いもの考えたの




眠い




春の暖かい陽気が、運良く窓際になった俺の眠気を誘う





勝てっこない




勝つ気もないし、勝ちたくない






あ、前のヤツ寝た……




いいよな、寝ても




俺なんか気にも止まらないし.........





おやすみ……──────





















そうして一人の少年が、睡魔に襲われて、机に突っ伏した。











物語は、まだ、始まったばかり.........















……To be continued

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