『IA環境』・独断と偏見の割かし良く使うFHエンブレム早見表
こっちはIA環境のFHエンブレムである。性質上、エネミー向けのものも多く、GMならとりあえず眺めておいて損のないデータ群である。
シナリオフックや演出のアイデアが欲しいときは、気軽にページを捲ってみるのも悪くないだろう。
◆FHエージェント
「デバウラー」 FHエージェント・白兵
高威力だが命中補正が-6もついている両手持ち武器。
ただ、侵蝕率が100%になると命中補正が0になった上に命中ダイスまで増えるため、使いやすくなる。
「グレイボックス」 FHエージェント・一般
武器防具をマイナー前に交換出来る上、使用直後のメインプロセスの判定ダイスが1個増える。
アイテムの隠蔽に関するスポットルールが存在するIA環境では、役に立つ場面も増えるかもしれない。
「旧き王者」 FHエージェント・一般
元マスターエージェントになれるエンブレム。
マスターエージェントのエンブレムを1つ取得できるようになるが、クライマックス限定で効果を発揮する。
主に設定面が魅力的なエンブレム。
「フローズンリリー」 FHエージェント・一般
財産ポイント+5。しかもシーン内の仲間の情報判定にも自分の財産ポイントを投げられるようになる。
社会や調達技能が高いPCなら使い勝手の良いエンブレム。
「捕食者」 FHエージェント・一般
命中とリアクションの感覚判定ダイスが2個増える。
ただ、それ以外の感覚判定ダイスは2個減ってしまう。
感覚で命中もドッジも行うビルドなら高効率である。
「スターリープレシャス」 FHエージェント・一般
社会判定ダイスを3個増やす。
単純に費用対効果が高いエンブレムであり、交渉攻撃屋が特に重宝する。
情報収集や調達に強くなるのも嬉しい。
「ハンティングアイ」 FHエージェント・一般
気軽に憎悪をバラ撒ける。
特に行動値が高く、複数攻撃手段を持つPCと相性が良い。
シンドロームを選ばず取れる点が魅力的である。
†「ヴァイスブランド」 FHエージェント・一般
攻撃力+10。バッドステータスを受けている場合は更に+10される。
暴走ビルドと相性が良い。
†「キャリーエージェント」 FHエージェント・一般
選択したFHアイテムを所持している間、C値が1下がるエンブレム。
下限7だが、侵蝕率が100%を超えると下限6になる。
全判定に有効であるため、命中やドッジはもちろん情報収集や調達などのC値も下がることになる。
だが、下限はともかく、あくまでこれだけではC値は1下がるだけである。安価ではなく、コアエンブレムでもあるため、経験点が潤沢でなければ、活用は難しいかもしれない。
†「ジャガーノーツアンプル」 FHエージェント・使い捨て
戦闘不能回復。
だが、意志技能Lvが4以上ないと使っても死亡してしまう。
どちらかといえばGM向けエンブレムであり、ワークスがFHエージェントなら誰でも使える戦闘不能回復手段として、名前を覚えておくと良いだろう。
設定面も美味しい。
◆FHセルリーダー
「カリギュラ」 FHセルリーダー・射撃
交渉技能Lvと同じ攻撃力を持つ武器。最大10。
エフェクトによる攻撃でも攻撃力が乗る効果があるため、交渉攻撃屋の火力確保に便利。
「ペルソナショップ」 FHセルリーダー・一般
芸術技能Lvに応じて常備点が増えるアイテム。上限10。
FHアイテムは基本的に常備化しかできないため、高額なFHアイテムを常備化するための補助として有効である。
調達Lvの技能Lv上げが非効率になってきたら、このエンブレムのことを思い出してみると良いだろう。
初期作成環境などの最大技能Lvが制限されている環境で特に重宝する。
「ハウスオブデモンズ」 FHセルリーダー・一般
セットアップに行動値+5増加。任意に好きなだけ選べる。
1シーン1回だが、シンドロームを選ばず取れる行動値操作である。
「ハーミットセプター」 FHセルリーダー・一般
公共機関や組織一つの活動を操作出来る恐ろしいエンブレム。
主にGM用。シナリオフックにも使える。
「ユニフォームド」 FHセルリーダー・一般
仲間に「FHベストアーマー」を配るエンブレム。
実は仲間じゃなくても配れる。
これだけだと、自分好みのユニフォームを配りまくる奇っ怪なセルリーダーだが……?
†「ユニファイドコンファーム」 FHセルリーダー・一般
これがあると、「ユニフォームド」で配ったユニフォームを着た人物の判定ダイスが3個も増える。
あらゆる判定に有効であるため、OPからユニフォームを配りまくればかなりの効果を期待できる。
まぁ……いずれにせよ、自分好みの服を配りまくる、変なセルリーダーであることに違いはないのだが。
◆FHチルドレン
「玩具使い」 FHチルドレン・一般
素手以外の武器攻撃力+3。
地味な効果だが、費用対効果に優れており、使いやすい。
「失敗作」 FHチルドレン・一般
取得しているエフェクト一つの最大Lv+1。
単純に強力な効果である。
「偏食化」 FHチルドレン・一般
衝動判定ダイス2個増加。常備点が代わりに1下がる。
手軽で安価な暴走対策。
「最愛の人」 FHチルドレン・一般
精神判定のリアクションダイスを3個増やす。
使用するビルドは限られるが、使えるビルドなら費用対効果が非常に高い。
「刻銘」 FHチルドレン・一般
選択した技能による判定の達成値+3。
高Lvでない限り、だいたいは普通に技能Lvを上げたほうが良い。
だが、初期作成環境のような最大技能Lvが制限された環境では重宝する。
無論、技能Lv上げが非効率になった頃に取得しても良い。
「濃縮体」 FHチルドレン・一般
UGNの「適合体」と似た効果のエンブレム。
最大Lv10のエフェクトのLvを2倍にして扱う。
だが、あくまで元の最大Lvを参照するので案外使えるビルドは少ない。
「命の終焉」 FHチルドレン・一般
Lv3の「リフレックス」を取得出来る代わりに最大HPが20も下がる。
素直にドッジビルドで使っても強いが、最大HP低下を逆手に取ったビルドでよく悪用される。
遺産の「雷神の戦鎚」などの最大HP低下効果のあるアイテムと合わせて使用し、最大HPを限界まで下げて「リザレクト」の侵蝕率を抑えるビルドなどが有名である。
「生来の狂気」 FHチルドレン・一般
情報:噂話が確定失敗する代わりに、交渉判定と交渉判定に対するリアクションの達成値が+10されるエンブレム。
交渉で攻撃もドッジも行うビルドで強力……というか、ほぼそれ専用である。
大体の場合は素直に交渉技能Lvを上げたほうが良いが、技能Lvが高くなりすぎた頃や、初期作成環境のような最大技能Lvが制限された環境では選択肢になる。
†「抹消者」 FHチルドレン・一般
1点でもダメージを与えれば、対象のロイスを1つ消し飛ばせる恐ろしいエンブレム。
1シナリオ1回とはいえ、通常ロイスだけでなく、タイタスは勿論、DロイスやEロイスまで消去可能であり、使い方次第では簡単にシナリオブレイクが出来てしまう。
GMの許可がなければ使用は愚か、取得もできないエンブレムではあるが、それにしても、あらゆる意味で強力な効果に違いはない。
使用の際は細心の注意を払おう。
◆マスターエージェント
「ミリオンベイン」 マスターエージェント・白兵
高火力と高ガード値を兼ね備えた、単純にハイスペックな武器。
価格も相応に高額であるが、これだけの性能なら納得である。
「亡霊の御印」 マスターエージェント・一般
取得しているエフェクト1つのLvと最大Lvを1上げる。
選択できるエフェクトは「制限:-」に限られるが、それでも強力である。
「最強の一振り」 マスターエージェント・一般
選択した武器の攻撃力+5。自分が持っていない武器でも構わない。
だいたい「ヴァリアブルウェポン」と一緒に握る。
「畏怖」 マスターエージェント・一般
他の人が自分にカバーリングしても行動済みにならなくなる。
消耗の激しいビルドと相性が良いが、単純なダメージコントロールとしても使える。
ロールプレイも楽しい。
「蹂躙者」 マスターエージェント・一般
単体対象以外の攻撃のダメージ+1d10。ついでに放心付与。
複数攻撃はだいたい行動値が高いビルドで行うため、放心も無駄になり難い。
「決闘者」 マスターエージェント・一般
指定したキャラクターとの対決判定のダイス+5個。それ以外は-2個。
1シナリオ1回だがシーン持続であり、ボスを指定すればだいたいはメリットだけを享受できる。
ドッジも行うビルドだと更に高効率である。
「見えざる脅威」 マスターエージェント・一般
指定したキャラクターが受けるダメージ+5。
しかもシナリオ持続である。
効果の性質上、フルアタッカーパーティでなければ真価を発揮出来ない。人数が少ない場合はそれでも効率が落ちる。
4~5人は欲しいところである。
「力の証」 マスターエージェント・一般
常備化50点以下のFHアイテムを入手できるエンブレム。
主に「滅びの刃」や「スチールギガント」などの高額アイテムを入手するために使う。
あくまで入手であり、常備化しているわけではない点に注意。
†「打破する者」 マスターエージェント・一般
破壊すると指定したものを攻撃する時のダメージ+3d10。
しかも、シナリオ持続である。
指定対象はキャラクターに限らないため、状況次第では何か特別なものを指定しても面白いかもしれない。
ロールプレイの可能性が光る一品である。
†「災厄の遣い」 マスターエージェント・一般
トループやエキストラを戦闘不能か死亡させることが出来るエンブレム。
主にGM用エンブレム。やはり特別な演出やシナリオフックに活用すると良いだろう。
†「君臨者」 マスターエージェント・一般
部下を使って何か1つ願いを叶えることが出来るエンブレム。
こちらも主にGM用である。演出やシナリオフックに活用しよう。
PCが使っても強力な効果ではあるが、流石に高額である。
あくまでGMに裁量権があるとはいえ、シナリオブレイクへの注意は、PLも常に怠らないようにしよう。
◆リエゾンエージェント
「ヴォールトキーパー」 リエゾンエージェント・一般
リエゾンエージェント以外のFHエンブレムを取得できる。
条件に制限があるが、かなり幅広く選択が出来る。
しかも、プリプレイで変更可能である。
「コンバットフリーク」 リエゾンエージェント・一般
HPが一定以下になると命中とドッジのダイスを5個増やす。
HPが減らないと効果を発揮しないため、ドッジを積極的に行うビルドでなければ採用圏内には入らない。
性質上、100%を超えてからの継戦能力目当てで取ることになるだろう。
「プレイグ」 リエゾンエージェント・一般
自分の「ワーディング」に邪毒を付与する。
敵味方問わないため、基本的にはGM用である。
演出やシナリオフックとして活用しよう。
「マッドサイエンティスト」 リエゾンエージェント・一般
1シナリオ1回、セットアップにジャームを呼び出して従える。
呼び出せるジャームのデータには制限があるが、手軽に頭数を増やすことが出来る。
基本的にはGM用だが、PCでもビルドによっては活用できるだろう。
「パブリックハザード」 リエゾンエージェント・一般
常識破りのエネミーエフェクト取得エンブレム。
当然GMには拒否権があるが、それにしても強力な効果に違いはない。
これも選んだエネミーエフェクトによってはシナリオブレイクに直結する危険性があるため、使用する際は注意が必要である。
「ワーディングジャマー」 リエゾンエージェント・一般
シーン内の全てのキャラクターに「AWF」を強制取得させるとんでもないエンブレム。
やはり基本的にはGM用。これを活用することで手軽に一般の皆さんを非日常へ招待することが出来る。
一般の皆さんから「こないでバケモノ!」とか「ひ、人殺し……!」とか言われると喜ぶ性癖を持つPLが多数いる卓では、きっと活躍する事だろう。
「コープス」 リエゾンエージェント・使い捨て
任意のキャラクターに4d10のダメージを飛ばすことが出来る。
しかもセットアップにである。
高額ではあるが、色々と活用や悪用が出来る効果である。
†「パワーオブリエゾン」 リエゾンエージェント・一般
他のFHエンブレムを取得できる。しかも3個まで持てる。
FHエンブレム合成怪人を作りたいPLには垂涎のエンブレムである。
†「クランロード」 リエゾンエージェント・一般
ついに登場したリエゾンロードになれるエンブレム。
とんでもなく高額であり、取得は全く非現実的ではあるが、データ的にFHの最高幹部になれるというのは設定的に大きな意味を持つ。
ほぼ完全にGM用ではあるが、一応PCでも取得できるという点は覚えておいても良いだろう。
◆FHイリーガル
「アナザーフェイス」 FHイリーガル・一般
フリーランスのエンブレムを取得できる。
設定的にもFH協力者とそうでない人物としての二面性を示しやすくなるため、ロールプレイに活用しやすい。
「死体漁り」 FHイリーガル・一般
FHのエンブレムを取得できる。
効果は勿論、設定面でやはり嬉しいエンブレム。
ロールプレイに活用しよう、
「ブラックメイル」 FHイリーガル・一般
常備点が10点貰える代わりに社会判定ダイスが1個減る。
ビルド次第では致命的な情報弱者になってしまう可能性もあるが、それでもFHのPCで常備点が10点増えるというのは非常に嬉しい。
どうしても欲しいFHアイテムがあるときの選択肢になるだろう。
初期作成環境のような調達技能Lvが高めにくい環境で特に役に立つ。
「ギブ&テイク」 FHイリーガル・一般
社会1点増加。非常にシンプル。
FHアイテムが強力なFH所属キャラクターにとって、常備点に直結する社会能力値の増加は他組織キャラクターよりも大きな意味を持つ。
これもやはり、初期作成環境のような調達技能Lvが高めにくい環境で特に役に立つ。
「ローンオーヴァード」 FHイリーガル・一般
HP増加。単純に費用対効果に優れる。
「FHギフト」 FHイリーガル・一般
FH専用DロイスがなくてもFHアイテムを2個まで常備化できるようになる。
似たような効果の「FHイシュー」の廉価版である。
「リバースガーディアン」 FHイリーガル・一般
UGNエンブレムを取得できる。
取得できるエンブレムには制限があるが、効果は勿論、設定面で嬉しいエンブレムである。
†「エーペックスソルジャー」 FHイリーガル・一般
レジェンドなFHマーセナリーになれる。
効果は単純に強力な能力値+4。
割り振りは自由だが、1つの能力値には2点までしか割り振れない。
費用対効果に優れており、わかりやすく強い。
某有名FPSとは恐らく無関係である。
†「悪魔の血」 FHイリーガル・一般
攻撃力が常に選択した能力値の値分増加する。
性質上、一点特化型の能力値を持つビルドと相性がよく、高い能力値を持っているPCなら十分元が取れる。
◆FH共通
「雷将神器」 FH共通・白兵/射撃
単純に高性能な武器。両手持ち。
高い攻撃力を持ち、しかも命中判定に+4のボーナスが付く。
「春日一族」 FH共通・一般
春日一族になってしまうエンブレム。
意志判定に+3もボーナスが付くので強力な暴走対策になるが、設定面がメリットでもデメリットでもある。
「クランサイン」 FH共通・一般
選択した技能の判定ダイス+2個。
費用対効果に優れており、ダイスが欲しい時に気軽に取れる。
「マージナルヴィラン」 FH共通・一般
常時以外のエフェクト1つを最大Lv扱いで使用できるエンブレム。
使ったエフェクトはシナリオ終了まで使用不能になるが、元々使用制限のあるエフェクトなら問題ない。
これ自体も1シナリオ1回制限であるため、うまく活用しよう。
「FHイシュー」 FH共通・一般
FHアイテムを常備化出来るようになるエンブレム。
FH専用Dロイスを採用していないが、FH専用アイテムが欲しい時に取得する。
「殲滅者」 FH共通・一般
単体攻撃を範囲化出来るエンブレム。
1シナリオ1回だが、これはエフェクトの対象より優先されるため、ビルド次第では重宝するだろう。
「強制起動者」 FH共通・一般
回数を使い切ったエフェクトをもう一度だけ使える。
使用したエフェクトはシナリオ終了時まで使用不能になるが、大体の場合は気にならないだろう。
当然1シナリオ1回である。
「キルリーダー」 FH共通・一般
オーヴァードへ与えるダメージ+2d10
雑に強い。
「コンビネーター」 FH共通・一般
ダメージを与えた対象に被攻撃誘発の追加ダメージ付与。
仲間のアタッカーの数にもよるが、先手を取って攻撃出来るビルドなら、だいたいのケースで費用対効果に優れる。
行動値の高いアタッカーなら、採用候補である。
「シークレットキーパー」 FH共通・一般
とれば「インスピレーション」出来るようになる。
安価ではないが、転ばぬ先の杖が欲しい時に便利。
「殺戮器官」 FH共通・一般
暴走中はエフェクトを使用した攻撃の与ダメージ+2d10。
衝動判定が確定失敗になるが、暴走ビルドではメリットである。
「グラットンゼロ」 FH共通・一般
シーン終了直前までシーンにいるキャラクターを全員死亡させる恐ろしいエンブレム。なお、シーンに登場していなくても使える。
とんでもなく高額であり、完全にGM用だが、演出にやはり便利である。
逼迫した状況を作りたい時や、手段を選ばないエネミーの演出などに活用できるだろう。
「悪魔の淡麗」 FH共通・使い捨て
謎の屋台のおっさんからラーメンを食える権利が得られるエンブレム。
何故かこのラーメンを食うとシナリオ中、意志判定ダイスが2個増える。
手軽な暴走対策の一つにはなりそうだが……悪魔……ディア、ボ……いや、これ以上はやめておこう。
「オーバーリライザー」 FH共通・使い捨て
使用すると「リザレクト」の出目が10になる。
だいたいは侵蝕率が上がって迷惑だが、HP消費行動を多用するビルドでは保険として使える。
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