ソラリス
●解説
ビルド適正:支援、妨害、交渉、RC
▼概要
化学合成薬漬け洗脳と誌面に躍ったら非常に不謹慎かつ物騒な単語が並ぶ、どうみても悪役系シンドローム。
実際、エフェクトの大半が敵も味方も薬漬けにして元気にしたり衰弱させたりと言った内容のものであり、RP面はもとより、性能面でも実にいやらしい立ち回りが得意である。
オルクスもそうであるが、こんなどう控えめに見ても敵役向きとしか思えないシンドロームが平気でPCに選択可能なうえ、あらゆるオーヴァード組織がその洗脳能力と薬物作成能力を全力で活用しているあたり、DX3rdがどういうゲームであるのか如実に体現していると言える。
さておき、性能面では能力値修正の関係上、ミドルシーンでの情報収集が非常に得意であり、イージーエフェクトも便利なものが揃っていて使いやすい。
社会能力値修正が非常に高いため、常備点及び財産点が多く持てるのも嬉しい特典である。
戦闘では薬物を振りまいて味方を興奮(他意はない)させたり、元気(他意はない)にさせたりと、幅広い援助(他意はない)と応援(他意はない)が得意である。
無論、敵にデバフやバッドステータスを付与するのも得意であり、特にダイス低下エフェクトが強力である。
攻撃面に打って出た場合、高い社会能力値を生かした交渉攻撃が得意。
交渉攻撃はミドルでも有用である社会能力値を上げれば勝手に威力が上がるうえに起点エフェクトの「絶対の恐怖」が装甲無視攻撃なので使い勝手が良い。
RC攻撃も起点となるエフェクトである「エクスプロージョン」が回数制限つきとはいえ優秀な範囲攻撃であり、同じくバッドステータスを付与するRCエフェクトと相性が良い。
ただし、ソラリスの本職はあくまで支援・妨害屋であるため火力は据え置きである。
反面、白兵、射撃、ガードなどは当然ながらあまり適性がないが、些細な問題というか専門分野が強すぎて何も気にならない。しかも、余り適性がないだけで、別に白兵も射撃も出来ない訳ではない。
また、回復も一応出来るため、ガード屋が味方にいる場合はそちらの取得も視野に入る。ただし、100%制限の「奇跡の雫」は例外であり、これは自分一人で戦わなければいけない状況以外ではまず確実に役に立つため、どんなビルドでもとっておいて損はない。「リザレクト」を使いきった仲間に適当に投げつけるだけでお手軽にロイスを1つ守る事が出来る。
また、サプリメント「ヒューマンリレーション」収録の「多重生成」が信じられないほど強いため、このサプリメントを有するか否かでかなり使い勝手が変わるシンドロームでもある。使用が許される環境なら是非とも悪用していきたい。
総じてイメージやビジュアル以上にクセのないシンドロームであり、やることも分かりやすいため、使いやすいシンドロームである。
ただ、これはオルクスの寸評でも言った事だが、DX3rdは攻撃偏重のゲームであるため、支援屋は攻撃してくれる仲間の数が最低でも3、4人以上いないとあまり機能しない。
面子を見ながら運用する事を勧める。
▼ピュアブリード
ピュア制限の「帰還の声」と「女王の降臨」が唸るほど強いため、高いピュア適性を持ち、それらを用いたビルドが強力。
「女王の降臨」から雑に「戦乙女の導き」や「狂戦士」を叩き込むだけでも十分強い。
他にも80%制限の「力の霊水」や「さらなる力」など優秀な支援エフェクトが選り取り見取りである。
無論、「女王の降臨」で選べるエフェクトは自分に叩き込んでも有効であり、そこから高い社会能力値修正を生かして「絶対の恐怖」を起点とした交渉攻撃エフェクトで攻撃するのも悪くない。当然、素直にメジャーも支援や妨害エフェクトを使用しても構わない。
また、「抗いがたき言葉」や「盲目の羊」の最大Lvもあがるため、敵のダイスを根こそぎ奪い去るビルドも可能であり、あらゆる方面でソラリスのいやらしさを存分に発揮する事が出来る。
しかし、優秀かつ出来る事が多い反面、侵蝕率が非常にかさみやすいという欠点も持ち合わせており、長丁場の戦闘では注意が必要である。
RC関係については出来ないでもないが、RCをやるなら素直にクロスかトライの方が強い。
▼クロスブリード
「女王の降臨」と「帰還の声」を失う点は痛いが、それでも各種支援エフェクトが強いため、基本的には他の支援屋と合わせて運用する。
鉄板かつ相性抜群の相方は同じく悪役みたいなシンドロームであるオルクスであり、圧倒的な支援・妨害力を発揮する。
交渉エフェクトも問題なく機能するため、ノイマンやハヌマーンとも相性が良い。
RC関係はサプリメント「インフィニティコード」及び「エフェクトアーカイブ」を有しているならば、「トランキリティ」からの「エクスプロージョン」などでバッドステータスをばら撒くだけでもいい。
「止まらずの舌」を有効活用できる点も見逃せない。
ガード屋が味方にいる場合は普段だと滅多に出番のない回復エフェクトである「癒しの水」の採用も視野に入る。
「癒しの水」はリミットエフェクトの「ソーマの雫」の係数が非常に優秀であるため、サプリメント「エフェクトアーカイブ」を所持しているなら一考の余地がある。
また、エフェクトの頭数を増やしやすくなるため、アタッカーであるなら「オーバードーズ」による高い瞬間火力なども期待できる。
▼トライブリード
基本的にはクロスブリードとやる事は大差ないが、サプリメント「エフェクトアーカイブ」収録のリミットエフェクトが軒並み優秀であるため、取得条件を満たしやすいトライブリードを選ぶ利点も少なくない。特にサプリメント「ヒューマンリレーション」に収録されている「多重生成」は唸るほど強力である。サプリメント「バッドシティ」を有するなら「ツインバースト」などもある。
単純にエフェクトの選択幅が広がるのも嬉しい。
ただし、100%制限である「オーバードーズ」と「奇跡の雫」が取得できないほか、オプショナルに選ぶと80%制限の「狂戦士」、「さらなる力」、「力の霊水」と主力支援エフェクトを軒並みとれなくなってしまうため、気安く選べる選択肢ではない。
自分のPCにどんな立ち回りを求めるのか重々考慮した上で運用する事をお勧めする。
▼専用Dロイス
専用Dロイスはいずれもユニークな効果を持っており、フレーバー的にも面白いDロイスである。特に「記憶探索者」はタイタス昇華したロイスまで元に戻せるため、性能も破格である。
▼専用ユニークアイテム
「上級ルールブック」収録の専用ユニークアイテムはどちらかと言えば、ボス向けのアイテムである。サプリメント「インフィニティコード」収録の「ワンダーパフューム」はPCも使って使えない事は無いアイテムであるが、特別強力というわけでもない。
大幅にアイテムデータが追加・修正されたサプリメント「アイテムアーカイブ」では、攻撃なら「恐怖の心臓」が強力である。リミットエフェクトを取らなければイマイチな「絶対の恐怖」のダメージを安価で底上げしてくれる素晴らしいアイテムである。交渉アタッカーであるなら、今後ソラリスの定番になるだろう。
支援の場合は、「秘蔵霊酒」が便利である。Lvが頭打ちになった「力の霊水」を僅かだが強化できる。支援屋はビルド次第ではかなり早い段階で完成してしまうこともあるが、そういう時に余った経験点を叩き込む先として都合が良い。
また、「マッスルブースタ」も優秀である。白兵限定かつマイナーを食い、しかもデメリットまでついている使い捨てアイテムであるが、それでも、この値段で2d10の攻撃力増加は凄まじい効果量である。射程変更手段やマイナー以外での移動手段を確保出来ているなら、是非とも採用したいアイテムである。
▼独断と偏見の便利エフェクト早見表
「狂戦士」 80%制限
ダイス増加バフ。
×2という大係数に加え、C値低下までついている凶悪バフエフェクト。
「さらなる力」 80%制限
再行動。
難易度20なので事故る可能性があるが、それでも再行動付与は魅力的。
「力の霊水」 80%制限
攻撃力バフ。
自分に使えないが係数がLv×1d10と高い。
「戦乙女の導き」
ダイス&攻撃力バフ。
攻撃力+5が固定であるためLv1でも強い。
「アクセル」
行動値増加。
セットアップで視界内単体で対象をとれる上、コストも非常に安い。
「甘い芳香」
行動値低下。
セットアップかつ対象が視界内範囲と非常に強い。選択でない点に注意。
「エクスプロージョン」
RC範囲攻撃。
回数制限こそあるが高い基礎攻撃力を誇り、起点として優秀。
「流血の胞子」
RC邪毒付与。
邪毒は係数3のダメージ源。ソラリスは範囲化も楽なのでばら撒き易い。
「絶対の恐怖」
装甲無視交渉攻撃。
これ自体はLv1で十分だが、リミットエフェクトが強いので悩ましい。
「抗いがたき言葉」「盲目の羊」「攻撃誘導」
ダイス低下デバフ。
合わせて使用するとボスですら判定ダイスがズタズタになる。
「ポイズンフォッグ」
メジャー範囲化。
しかし、射程が至近になってしまうという難点があるが……。
「タブレット」
射程延長バフ。
回数制限こそあるが、上記のような射程問題を解決してくれる。
「オーバードーズ」 100%制限
エフェクトLvバフ。
特殊な自己バフなので専用ビルドが必要かつ侵蝕率がキツイが強力。
「奇跡の雫」 100%制限
オートでの他者戦闘不能回復。
まず腐る事はないのでとりあえずで積んでいい。
「帰還の声」 ピュア制限
回数回復。
「時の棺」などの凶悪エフェクトが2回飛ぶことになる悪夢のようなエフェクト
「女王の降臨」 ピュア制限
セットアップでメジャーバフを使用。
自分に使って殴ってもいいし他人に使ってもいい。
「神の御言葉」 リミットエフェクト
攻撃力増加。
なんと係数5の交渉攻撃。支援ではなく自分で殴りたいソラリスの為に。
「活性の霧」 (ヒューマンリレーション)
セットアップ攻撃力増加。
驚きの係数3。デメリットつきで射程も短いが破格の効果。
「多重生成」 リミットエフェクト(ヒューマンリレーション)
対象増加。
「帰還の声」などの対象も増やせるのでエグい。
「アウトレイジ」 100%制限(レネゲイドウォー)
オートで下限5のC値低下を味方に飛ばせる。
暴走がつくが、アタッカーなら大したデメリットではない。
「ツインバースト」 リミットエフェクト(バッドシティ)
係数3のRC攻撃力増加。
しかもドッジ不能。RC屋としての価値が一気に高まった。
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