ヒューマン。
いろはにぼうし
プロローグ
これは昔々、君たちがいた世界とは別の世界で起こった惨劇のお話。
惨劇はすべからく人間が招き、そして悪魔によって実行されてきた。
だから他人事と、思うか?
だから興味がないとここを去るか?
それも一つの選択肢だ。
わざわざ嫌なこと、怖いこと、苦手なことに挑戦する必要はない。
君たちの親友や両親はその姿勢を責めるかもしれない。
けれど、気にすることは無い。
どうせ、みんな死ぬんだから。
しかし一方で、ここで今から私が語る惨劇が君たちの世界で起こりえないかと言えば、そうではない。悪魔は君たちの世界にもいるし、それに近しいモノならいくらでも湧いて出ているらしいじゃないか。
だから決して安心はするな。
今生きていたとしても、5秒後に君の心臓が動いているかは、保証できないのだから。
これから話す物語の痛みが、君たちの心臓を止めないことを祈り。
君たちが他人の痛みをを嗤う事の出来る、正常な状態である事を願う。
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