ボクと私達


「いやなんだけど。」


どうした?


「ボクのからだ、ぬれちゃった。」


あ、ごめん!

水掛かっちゃったか。


「ふいて!」


はいはい。


「きれいになった?」


うん。

ばっちりハンサムになった。


「・・ボクは、かわいいがいい。」


あ、そっか。

うん、可愛かわいくなった!


「ありがとう!」


2人で何してんだ?


あ、つるぎさん。


「おじちゃん、こんにちは。」


おう!

今日も挨拶あいさつできて、かしこいなうなぎ


「うなぎじゃないんだけど。」


よしよし!いい子だうなぎ


「よしよしうれしいけど、

うなぎじゃないよ。」


おやつやろうな、うなぎ


「おやつ!

・・でも、うなぎじゃないんだけど。」


ほい!


シャゲエェェェ!!


「ワンワンワン!!」


つるぎさん!

える肉と動く肉は、

めて下さいって言いましたよ!


そうだっけ?


ほら!早く片付けて下さい!


おぉ!わりわりぃ。


「・・こわかったよ~。」


あーぁ。

・・尻尾しっぽ丸めて怖がってるじゃないですか。


美味いからやろうと思ったんだがなぁ。

御免ごめんな、うなぎ


「ごめんなさいしたから、いいよ。

・・うなぎじゃないけど。」


もう大丈夫だからね。

向こうで、おやつのジャーキー食べようか。


「とりおにくさん?うしおにくさん?」


牛お肉さんのやつ。


「やった!はやく!はやくちょうだい!」


はいはい。




ぼくは、このうちのこです。


ここは、ひとがたくさんいます。


みんな、やさしいです。


ボクをうなぎってよぶ、

ふしぎなおじちゃんもいるけど。


みんなもじゃーきーもすきだから、

ぼくはここがだいすきです。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る