何も無い夢


「・・。」


あぁ。


これは、夢なんですね。


貴方あなたがいつもの様に笑うから、

夢なのだと理解できてしまいました。


あれからしばらくが立ち、

お別れしても貴方あなたの姿を見てしまう。


これは、私の弱さだ。



だから、何度でも別れをげよう。



「さようなら。お元気で。」


そうでないと、

姿を借りたおろかにも

取り入ろうとするので。


貴方あなた冒涜ぼうとくする事だけは


他のでも


自分でも


許せないから。



だから、何度でも倒しましょう。



「貴方がすこやかに眠れますように。」


今日も、

貴方あなたまぼろしに別れをげます。





朝になり、つるぎさんが声を掛けてきた。


「おまえ、昨夜ゆうべ泣いてなかったか?」


「そうですか?」


気のせいですよ。


「・・・・そうか。」


「はい。そうです。」


昨日は、夢は見なかったです。



私は笑って彼にげた。

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