第22話「青春の時/勇気の出しどころ」
人生と言う劇の中で主役を演じられる時は過ぎてしまった。
あの日々は過ぎ去ってしまった。
黄金の放課後はもう来ない。
どこか懐かしさを感じたあの夏は終わった。
青春と呼ばれた時は過ぎてしまった。
これはもう完全に手遅れになったのだろう。
私にそれを取り戻す術はない。
人生には勇気の出しどころがあって、その時踏み込めなければ、何かを取り逃がす。
青春とはその時なんだろう。
踏み込む時だ。
勇気の出し所だ。
つかむ時だ。
なにかを。
大切なものを。
それは明日の話じゃない。
今だ。
今の話だ。
青春が終わる前に。
人生の主役を演じられる時に。
勇気とはそのための鍵だ。
さぁ走り出せ。
青春の時を。
走り出す時、なにかが変わる、
勇気の鼓動に任せて。
走り出せ。
走れ。
走れ。
走れ。
走り出す時、青春は輝くのだ。
それこそが本物と呼べるものだろう。
日々の詩 白Ⅱ @shironi
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。日々の詩の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます