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2018年4月10日 19:00
ゆうきさん、こんばんは♪「うしろめたさの人類学」良書のご紹介をありがとうございます!感情は表示される。ああ、と思いました。感情はどこか決まった場所に、いつも同じようにあるものではなく、表示される。確かにそうだなぁと。死にゆく人への感情。私の父は無口で、普段あまり話をしない人だったのですが、好みの本がよく似ていて、読書についてだけは会話をしていました。その父が癌に倒れた時、2週間おきに関東から東北へ通っていたのですが、病状はステージ4。お互いに直接その話はしなかったけれど、お互いに近いことはわかっていて、それなのに本の話ばかりしていて。その父が入院中、一度だけ私の携帯に電話をかけてくれたことがあります。それは最初で最後になるのですが、内容がとても父らしかった。「犬を頼むよ」「わかった」とても短い、短い会話だったけれどそこには確かに、お互いを想うあふれる感情が表示されていた、と感じます。なので私は、幼馴染の方が言葉にして贈ったメッセージがとても伝わってきました。ありがとうございます。長々とすみませんです!
作者からの返信
空さん、コメントありがとうございます。 この記事は僕が共同代表をやらせてもらっているNPOの会報誌(http://syuichiao.hatenadiary.com/entry/2018/01/30/221549)に連載している[読書のススメ]というコラムをカクヨムで先行配信したものです。「うしろめたさの人類学」は人類学の専門書という感じではなく、エッセイに近いものでした。とても読みやすく、良質な文章は、読み手に新たな視点を与えてくれます。空さんからお父様のお話をしていただくとき、いつも過去形だったのが、少し気になっておりました。とても短い会話に込められた想い、それを想像すると、涙が溢れます。悲しみは当事者にしか知りえないけれど、そこにはいつまでも残る、暖かくて、大切な思いがきっとあるのだと、そう思います。
ゆうきさん、こんばんは♪
「うしろめたさの人類学」
良書のご紹介をありがとうございます!
感情は表示される。
ああ、と思いました。
感情はどこか決まった場所に、いつも同じようにあるものではなく、表示される。
確かにそうだなぁと。
死にゆく人への感情。
私の父は無口で、普段あまり話をしない人だったのですが、好みの本がよく似ていて、読書についてだけは会話をしていました。
その父が癌に倒れた時、2週間おきに関東から東北へ通っていたのですが、病状はステージ4。
お互いに直接その話はしなかったけれど、お互いに近いことはわかっていて、それなのに本の話ばかりしていて。
その父が入院中、一度だけ私の携帯に電話をかけてくれたことがあります。それは最初で最後になるのですが、内容がとても父らしかった。
「犬を頼むよ」
「わかった」
とても短い、短い会話だったけれどそこには確かに、お互いを想うあふれる感情が表示されていた、と感じます。
なので私は、幼馴染の方が言葉にして贈ったメッセージがとても伝わってきました。
ありがとうございます。
長々とすみませんです!
作者からの返信
空さん、コメントありがとうございます。
この記事は僕が共同代表をやらせてもらっているNPOの会報誌(http://syuichiao.hatenadiary.com/entry/2018/01/30/221549)に連載している[読書のススメ]というコラムをカクヨムで先行配信したものです。
「うしろめたさの人類学」は人類学の専門書という感じではなく、エッセイに近いものでした。とても読みやすく、良質な文章は、読み手に新たな視点を与えてくれます。
空さんからお父様のお話をしていただくとき、いつも過去形だったのが、少し気になっておりました。とても短い会話に込められた想い、それを想像すると、涙が溢れます。
悲しみは当事者にしか知りえないけれど、そこにはいつまでも残る、暖かくて、大切な思いがきっとあるのだと、そう思います。