第四章

第1話 あの兵器、止めてくださる?

 しばし誰もが呆然としていた。輸送用古代機器の車輪が止まると、宇宙船の駆動音のみが鼓膜を震わせる。風の唸りと呼ぶよりも音と認識しがたい轟音が、大気を揺らしていた。

 ゼイツは傾いた輸送用古代機器から雪原へ降りる。ずぶりと膝下まで埋もれたが、抜け出せないほど深くはなかった。下の方はしっかりと凍っている。

 ラディアス、フェマーがついで機体からぎこちない動きで飛び降りてくる。ゼイツの視界の端で、白いマントが大きくなびく。しかしそれ以上、彼らは動けなかった。

 どうしていいのかわからない。宇宙船へ走り寄るにしてもやや距離がある。ここが単なる平地であれば可能かもしれないが、深い雪の原だ。数歩進むだけでも骨が折れるに違いなかった。

 彼らがたたずんでいる間にも宇宙船の駆動音は弱まっていき、そのうち風の音に紛れるようになった。そして誰もが閉口している中、前触れもなく宇宙船の口が開いた。灰色の機体から黒々とした闇がのぞく。

 ゼイツは喉を鳴らした。やがてかすかな稼働音と共に、闇の下方から平らな道が飛び出してくる。それは地上へ向けて緩やかに下り、坂となった。

「人だ」

 ラディアスが囁く。何を指して言っているのかゼイツには定かではなかったが、ラディアスが言うのだから人がいるのだろう。

 そう思って目を凝らすと、闇の向こうで白い光がかすかに瞬いた。それが人間の手にする明かりであると、次第にゼイツにも把握できるようになる。

 まず一人、比較的大柄と思われる者が坂を下りてくる。頭から何か筒状の物を被っており、深緑色の巻頭衣型の外套に身を包んでいる。

 外套の下から見え隠れしているのは銀白色の衣服だ。明かりを受けて輝く艶やかな素材は、この星ではあまり見かけない。ついで同じような恰好の者が姿を現す。今度は小柄だ。

 ゼイツは雪に埋もれた足を引き抜き、一歩前へと進み出た。視線は宇宙船へと釘付けになっている。自分たちとは異なる全く別種の存在のように思い込んでいたが、どうも違うらしい。

 彼はさらに前へ踏み出した。「ゼイツ」と呼びかける声を無視して、引き寄せられるように無力な前進を続ける。

 宇宙船から降りてきたのは、四、五人ほどの人間だ。そのうち一番小柄な者が、まるで未知なる魔法でも使ったかのような軽い足取りで近づいてくる。特殊な靴でも履いているのか?

 ゼイツが訝しんでいると、不意にその小柄な者が被っていた筒を両手ではずした。自由になった胡桃色の髪が、風に煽られて揺れる。

「セレイラさん!」

 誰かの上げた声が、かろうじてゼイツにも届いた。宇宙から来た者のうちの一人だろう。何もない雪原のせいか、よく声が響く。

 銀白色の筒を手に取った一人――おそらく女性が、宇宙船の方を振り返った。

「大丈夫。ほーら空気があるわ! 計測の通り! 気温も問題なし!」

 筒を振りかざした女の声はよく通った。言語は同じだった。しかも訛りのない綺麗な発音だ。

 ゼイツは瞬きをしつつ思わず後方を振り返る。ウルナ、ラディアスと順に視線が合った。二人は複雑そうな微笑を浮かべていた。気が抜けたといった感じだろうか。宇宙からの使者たちは、一見したところは武装していない。少なくとも、現時点では攻撃の意志は見受けられなかった。

 さらに近づいてきた女性は、筒を小脇に抱え、外套の下から何かを取り出す。それが拡声器と呼ばれる古代機器の一種であると把握したのは、彼女の声が辺りに響き渡った時だった。

「こんにちは。アース――地球の皆さん」

 はつらつとした声音で女性は挨拶をする。聞き慣れない名称に違和感を覚えながらも、ゼイツはとりあえず軽く頭を下げた。

 あちらが見かけ上でも友好的に接してくるならば、同じように対応した方がいい。無論これだけの距離があると相手の表情ははっきりとしない。若い女性であるだろうということがわかる程度か。

「私は惑星イルーオより派遣された研究者の一人、セレイラです」

 女性――セレイラが告げる。惑星イルーオと説明されても、ゼイツにはそれがどこのことだかわからなかった。

 一つ意外だったのは肩書きだろうか。何を目的としてやってくるにせよ、最初に顔を出したのが研究者だというのは解せない。星の代表者でもなく、交渉人でもなく、使者でもなく、研究者。

「聞こえていますか?」

 反応がなかったからなのか、もう一度セレイラは呼びかけてきた。ゼイツはウルナたちと顔を見合わせてから、仕方なく両手を振り上げる。肉声があちらまで届くとは限らない。それならば行動で示すしかない。

 するとセレイラは満足したように再び声を張り上げてきた。

「ありがとう。許可もなく着陸してしまって申し訳ありませんでした。疎通の取れない信号しか返ってこなかったものですから」

 セレイラの言い様に、ゼイツは眉根を寄せた。今の言葉から予測するに、あの宇宙船が送り続けていた信号は着陸許可を求めるものだったのか? それともこちらがわからないのを前提にそう繕っているだけなのか?

 フェマーが口にした「宣戦布告の証ではないか」、「降伏の勧告ではないか」という言葉が脳裏をよぎった。伝聞でしか情報を得ていないゼイツには判断材料がない。

「そんなに怖がらないでもらえると嬉しいわ。イルーオは中立研究施設です。こちらにあなたたちを攻撃する意志はありません」

 セレイラの言葉が続く。そう言われると逆に怪しく思えるのは、警戒心が強いせいか。それとも経験からくるものなのか。

 ゼイツはぐっと息を詰めた。生身を晒したのは誠意のつもりなのだろうか? 本当に攻撃したいのならば、宇宙船から出てくる必要性はない。だがそれだけで信用できるわけもなかった。この星が焦土と化しても、あちらに益はないだろうが。

 ただし何が狙いだとしても、会話を成り立たせようというつもりがあるなら、まだ道はあった。単純な技術力を考えたら、おそらくこちらに勝ち目はない。ただあちらの望みがわかれば交渉のしようはある。彼女らとて、宇宙船の発進時の安全は確保したいところだろう。

「私はこの通り、生身ですしね」

 くすりと笑ったセレイラの声が、拡声器を通して悪戯っぽく響く。なんとなしにゼイツはフェマーの苦笑を想像した。彼女の方が邪がないが、その分だけ神妙な深みを感じさせる。

「だから、そう警戒しないで欲しいわ。私たちは地球に研究協力依頼をしに来ただけですから」

 きっぱりと、セレイラは言い切った。彼女の身を包む深緑の外套が揺れた。思わずゼイツは口を開け、瞳を瞬かせる。喉からかすかに漏れた音が、風の囁きに混じった。

 研究者を名乗る者から協力依頼が来るのは不思議ではない。しかし資源においても技術においても遙かに恵まれている他の星の人間が、こんなみすぼらしい地球の人間に協力を求めるのか? しかも、わざわざ宇宙船に乗ってやってきて。

「聞こえていますか?」

 セレイラは同様の問いかけを繰り返す。今度はゼイツもすぐ手を振り返すことができなかった。ラディアス、ウルナ、フェマーと順繰りに目を合わせてみても、誰もが困惑した様子でたたずんでいるだけ。みな返答できずにいる。

 すると応えが得られないことに焦れたのか、拡声器から聞こえる語調がやや強くなった。

「そうそう、上から見た時に、どうもこちらに物騒な物が近づいてきているみたいでしたが。あの兵器、止めてくださる? できることなら、私も穏便に事を済ませたいんですよね」

 脅しとも取れる一言に、ゼイツの体は強ばった。ちらりとフェマーへ一瞥をくれると、青ざめた顔で相槌を打っている。

 その様子を見る限り、実際ここへ向かって古代兵器が近づいてきているのだろう。どこの国の物がどの辺りにあるかは不明だが、宇宙船からであれば一目瞭然だったのかもしれない。

「あの型、珍しいわよねえ。研究しがいがあるなあ。できればそのままの姿で置いておきたいんだけどなあ」

 さらにセレイラの大きな独り言が続く。ゼイツは同意を示すように手を大きく振り上げた。どうやらあちらとしても、こちらの古代兵器や機器をむやみに壊したくはないようだ。

 そうであれば手立てはある。話し合いができるのなら、慌てて兵器を使う必要はないだろう。この星が保有している古代機器についての情報も、手札とできるかもしれない。

「ご理解、感謝します。それで、できましたら直にお会いしてお話ししたいんですけれども。場所を用意してくださらない?」

 にこやかな声音でセレイラは告げた。断ることは、無論ゼイツたちにはできなかった。




 多国に関わる重要な案件については、大概は連合にて協議される。しかしすぐさまセレイラたちをその場に連れて行くわけにもいかず、ゼイツたちはまず教会へ案内することにした。

 セレイラが宇宙船から輸送用機器を出してくれたおかげで、雪道を歩く真似はせずにすんだ。名も知らぬ男の運転する機器に乗るというのはひどく落ち着かなかったが、この際は仕方がない。

 十人以上乗せられる比較的大きな輸送用機器には、屋根も扉もしっかりとついている。地球では見かけない類の、流線型を主とした形態だ。

 宇宙船から機器に乗り込んでいた人間は、それほど多くはなかった。中年、初老の男たちとセレイラだけ。後の人員は宇宙船に残ることとしたようだった。セレイラの説明によると、宇宙船の維持に一定の人数が必要なため、やむを得ないらしい。

 機器に乗り教会の裏へ辿り着くと、各国が準備を進めている古代兵器の起動を止めるため、フェマーはすぐさま別行動となった。

 ゼイツはラディアスの案内で、セレイラたちを北の棟へと連れて行くことにした。カーパルに会わせるためだ。こういう場合、普段は奥の棟を使うようだが、今は火事騒ぎのせいで利用できない。そのためゼイツは初めて北の棟へ足を踏み入れることになった。

 北の棟は、奥の棟とよく似ていた。白い廊下がひたすら続き、似通った扉が並んでいる点は全く同じと言ってもいい。廊下に茶色い絨毯が敷かれていなければ、奥の棟と錯覚していたかもしれない。

 もう一点、明確な違いがあるとすれば照明か。ここには一定の間隔で明かりが灯されている。

 どこをどう歩いているのかわからないこともあり、最後尾の見張り役として、ゼイツは一行の後をついていった。柔らかい絨毯に吸い込まれる足音に、なんとなしに落ち着きのなさを覚える。

「カーパル様」

 ある扉の前で、先頭にいるラディアスが足を止めた。今まで見かけたものよりも一回り大きい戸だった。

 ゼイツは素早く辺りを見回す。もう完全に日は沈んでおり、窓から見える景色では周囲の様子がわからない。方角もはっきりとしない。彼と同じようにセレイラたちが視線を巡らせている様子も、視界の隅に映った。物珍しげな表情だ。

「どうぞ」

 しばし待っていると、部屋の内側からカーパルの声がした。ラディアスは小さく頷き、扉を開ける。皆に続いてゼイツも中へと入った。

 そこは会議室のようだった。白い大きな机の周りに、椅子が幾つも置かれている。天井も比較的高く、並んでいる窓もその他の部屋より大きかった。

 カーパルは机越しに、こちらを向いて立っていた。先ほど見た姿と変わりはない。読み取りにくい表情を浮かべ、腰の辺りで手を組んでいる。

「遠いところをようこそ。そしてジンデ、ラディアス、ウルナ、ゼイツ、ご苦労様でした」

 穏やかな口調でカーパルは述べる。するとラディアスたちの間を割って、セレイラが前へ進み出た。

 ゼイツからはその背中や、胡桃色の髪が跳ねた様くらいしか見えない。揺れた深緑の外套が、煌々とした明かりの下では不思議と煌びやかに映った。

「突然の来訪にも対応してくださり、感謝します。私は惑星イルーオより派遣された研究者の一人、セレイラです」

 セレイラは軽く一礼する。拡声器を通さずとも彼女の声には自信と力が満ち溢れていた。こうして近くで見ると、年の頃はウルナとそう変わらないのではないかと思う。つまりゼイツと同じくらいに見える。

 しかし一行を代表するだけの強気な姿勢がセレイラにはあった。カーパルを前にしてもそれは変わらない。

「お若いでしょうに、研究者ですか」

 同じ事をカーパルも思ったのか、瞳を細めて不思議そうにそう告げた。ニーミナではどうなっているのかゼイツは知らないが、ジブルで研究者を名乗れるようになるにはそれなりの時間を要した。いわゆる下積み期間が長いのだ。誰もが渇望する『過去』を取り扱うのだから、それも必然ではあると納得していたのだが。

「このような若輩者が大きな顔をしてしまい、ご気分を害されましたか? 申し訳ありません」

「いえ、そのようなことでは」

「惑星イルーオは中立を維持する研究施設です。一つの星が丸ごと研究施設となってます。私たちの多くは幼き頃より研究の基礎を学び、成人する頃にはそのほとんどが研究者として認められるようになります。私もその一人です」

 先ほどよりもさらに詳しく、セレイラは説明した。カーパルの疑問を察したのだろうか。しかしゼイツには他にも気になる点がある。中立という部分を強調しているあたりだ。

 宇宙の情勢はどうなっているのだろう? もしかしたら地球上の国家のように、それぞれが利害を巡って争っているのかもしれない。あちら側にも複雑な事情があるのだろうかとゼイツは想像した。

「それで、そのような方たちがどうしてこの星に?」

 カーパルは首を捻った。そこがゼイツも一番気になるところだった。宇宙船より降りてきたセレイラは研究協力を依頼してきたが、それだけが全てとは思えない。そのためにわざわざこんな辺境の星に来るとは解せなかった。

「ぜひ我々の研究に協力していただきたいと思いまして」

 やはり先ほどと同様のことを、セレイラは告げた。カーパルはあからさまに不思議そうな顔をした。宇宙の方が遙かに技術も研究も進んでいるだろうに何故だろうと、その双眸は語っている。これだけわかりやすい表情を見るのは初めてのことかもしれないと、どうでもいいことをゼイツは考えた。

「研究の協力、ですか?」

「ええ、そうです。我々は中立ですから、基本的にどの星にも協力依頼は出しておりません。せいぜい交換条件で知識や技術を提供しているくらいでしょうか。それも一時的なものです」

 セレイラは大仰に頷く。彼女の言が正しければ、ますます不可解だ。普段は行っていないことを、この星に申し出ていることになる。

 ゼイツはわずかに眉根を寄せた。後ろ姿しか見えないためセレイラやウルナたちの表情はわからない。カーパルの顔しか見えない。それでもこの部屋を満たす空気には、疑問が満ち溢れている。

「それでしたら、また何故この地球に?」

「ここには未知なるものがまだ多く眠っているからです」

 尋ねるカーパルへと、セレイラは即答する。「未知なるもの」とゼイツは口の中で繰り返した。

 宇宙からやってきた研究者が知らないもの。ふと脳裏に浮かんだのはあの白い戦艦のことだった。この星、いやニーミナになら、確かにそのような物が潜んでいてもおかしくはない。

「地球には第一期の遺産がまだ多く眠っていると聞きました。私は第一期の数少ない研究者の一人なのです。第一期の物に関して興味を示す人間は多くありませんが、貴重な研究材料が失われてからでは遅いと思いまして、それで急いでやってきた次第です。ご理解いただけますか?」

 よどみのない口調でセレイラは説明を続ける。理屈としては通っているが、綺麗事過ぎて逆に怪しい。そもそも、彼女は本当に研究者なのだろうか? ゼイツにはそれも疑問だった。

 大体、第一期とはいつの時代を指しているのだろう? 彼には聞き覚えのない用語だ。

「つまり、こちらの遺産を研究させて欲しいと?」

「率直に言えばそうなります。もちろん、その代わりにこちらからも知識、技術、資源は提供します」

 カーパルの表情が徐々に消えていく。どこかで聞いたような話だと、ゼイツは過去を振り返った。

 ナイダートも似たようなことを言っていなかっただろうか? いや、さすがに遺産を研究させろとまでは要求していなかったか。遺産の重要性を考えたら、かなり大胆な交渉ではある。もっとも、相手の方が圧倒的に技術力が上なのだから、これでも譲歩されているのかもしれないが。

「それは、今すぐ返事をしなければなりませんか?」

「と、言いますと?」

「その点については、我が国だけでは判断できません。この地球には現在多数の国がありまして、話し合いの場を設けております」

「そうなのですね」

 神妙な口ぶりでカーパルは告げる。連合における多国間協議の説明だ。今までニーミナは連合の会議には参加していなかったのだから、どことなく滑稽な話ではある。もしかすると、情報提供をしたナイダートと何らかの取り決めがあるのだろうか。

「その話し合い、私も参加することはできますか?」

 するとセレイラは強気な申し出を口にした。思わずゼイツは固唾を呑み、拳を握った。年若い女が、おそらく重々しい空気に満たされているだろう会議に参加するなど、にわかには信じがたい。いや、他の星が足を踏み入れないだろう星に乗り込んできた女性なのだから、それくらいは意にも介さないのか?

 一方、カーパルは困惑したようだった。眉をひそめて頭を傾けると、視線をわずかに下げる。

「それも私の一存では決められませんが、その旨を伝えましょう」

「ありがとうございます。話が決まるまで、こちらに滞在してもよろしいですか?」

「ええ、それはかまいません。部屋を用意させますので」

「お心遣い、感謝します」

 どこまで大胆なのかと、ゼイツはため息を飲み込んだ。もしかすると火事騒ぎが収まるまで、ゼイツたちもこの北の棟に住むことになるのだろうか? まさかセレイラたちの動向を見張れと言うのではないか?

 そんな嫌な予感に襲われ、ゼイツは目眩を覚えた。ひとまずの危機は去ったが、また怒濤の波に飲み込まれているように思える。把握しきれない。

「ジンデ、部屋の手配をお願いします。ラディアスはウルナたちを奥の部屋に。クロミオたちがいます」

「わかりました」

 カーパルの指示が遠くに聞こえた。ゼイツは感覚の戻ってきた指先を、睨みつけるように見下ろした。

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