4月25日

 こんばんは家の回線が有線LANになりました加納です。

 すこぶる便利!

 それはまあいいのですが、今月の電話料金が三万を越えたらしく母親がご立腹です。

 誰かれ構わず当り散らしています。

 生活費大変なのにおまえらはまったくよぉ!――と、さっきから愚痴を連発です。

 会社終わって帰ってたらいきなり体力ゲージが点滅しているキムに出会った感じです。

 鳳凰脚で削られまくり。


 今月こそはお前ら少しは払え!

 とか、ご飯を食べていたら凄いいきまいて無理やり電話の明細書をチェックし、俺が使った分をその場で計算させられました。


 結果、俺が使用した分は3,580円でした。

 なんだよ俺全然使ってねーじゃん! しかも俺、初任給からいくらかお金納めたじゃん!

 ていうか、使ってるの真ん中の弟じゃん! 何これ19,000円て!? ネオジオROMでも買ったの? 龍虎の拳? ねえ?

 納得できません。何故俺は怒られてるのでしょうか。

 しかも結果がわかったのに、母は怒りが収まらない様子です。超理不尽。

 怒りの矛先は何故か、俺が自主的に変えた有線LAN回線に――


「もしかしてアンタが新しく変えたせいでインターネット代とかさあー? そのーそういうのでこんな金がかかってるんじゃないのか? おぉ?」(すごくアバウト)

「変えたの三日前でしょ! 変えたばかりなのに何故先月の電話代に影響が?」

「とっ、とにかくあのーあれだよアンタ」

「なんだよ?」

「あのー……あの回線は、そのぉ……本当に大丈夫なの?」

「……回線?」

「ほら、あれだよ、ええと……『ロン』!」





 いつの間にか『親』に振りこんでました(12,000点)

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