マテリアルチェンジ!

@nikora

マテリアルチェンジ!

俺の名は空渡勇太そらわたりゆうた、未来人だ。未来で偶然異世界に転移してしまい、ダークエルフの女の子に憑依してしまった。そして今度は西暦2017年の吉祥寺に転移してしまい、そこで偶然異世界から来た獸魔に襲われそうに成っていた女の子を助け、今その子のアパートに転がる込んで居る。色々あって普段は吉祥寺のL女子学院の女子高生として通ってるんだ。暑い季節だった。


そして朝、徒歩で登校中、学校近くで


「おはよう。」


オカルト研究部の部長、北条亜里査ほうじょうありささんが挨拶して来た。俺達の部長でありクラスメイトだ。


「おはよー!」


と獸魔に襲われそうに成った所を助けた女の子でクラスメイトの中山紗理奈なかやまさりなとハモって挨拶した。


「あら、今日も一緒に登校なのね。」


「うん。アパートの同じ部屋に住んでるの。」


北条さんの問に紗理奈が応えた。


「不純同性交遊はしてないでしょうね?」


「してないから!」


と俺は北条さんの問に焦って言った。


「そんな事この私が指せないんだから!」


と突然この体の持主のガラナに切り替わって言った。このガラナの体はガラナと俺とで共有しているんだ。


「な、何言ってるのよこの子は!そ、そんな事無いんだから・・・・。」


と紗理奈が顔を赤くして言った。


「所で北条さん、今日の活動は何をするの?」


と俺は北条さんに聞いてみた。


「あら空渡!?いえベイフィールさん居たの?」


「ケンカ売ってるのかこの女!」


とガラナ。


「まあまあ。」


と俺はガラナを宥める。

この学校で俺は留学生のガラナ・ベイフィールと言う事に成っているんだ。何故かと言うと、ガラナの顔付きが西洋人ぽいからだ。


「嘘!やっぱり獸魔の事ね。」


と北条さんが微笑んで言った。


「何故か吉祥寺の近辺によく出没するのよね。」


と紗理奈が言った。気が付けば学校に着いていた。

そして放課後俺達オカルト研究部は、部室に集まり獸魔の事で話し合った。そんな時、外から悲鳴がして来た。俺は慌てて廊下に出ると女子生徒で一杯だった。そしてかき分け窓際まで出たら、そこには真っ黒い毛で覆われた熊と狼の中間でコウモリの様な羽を付けて2本足で立つ獸魔が居た。


「内の女子生徒が中庭で獸魔に襲われそうに成ってる!」


「行くのね?」


と北条さん。


「気を付けて。」


と紗理奈。


「行くわよ勇太!あんな奴茶々っとやっつけちゃおっ!」


とガラナ。


「ああ!現れろ!ガイバーン!」


俺はブレスレットの相棒のガイバーンを呼んだ。ガイバーンは未来から持って来た、可変宇宙戦闘だ。普段はブレスレットに居て、呼ぶと物質化して上空に現れる。


「出たわね!デカブツ!」


とガラナ。


「またお前か!」


とガイバーン。


「ぐぬぬぬぬ!」


と二人で言い合った。また始まった!

やれやれ。


「おい!ガイバーン!」


「どうした勇太?」


「また獸魔だ!変身するぞ!」


「了解!」


「マテリアルチェンジ!ダークエルフ!」


俺は叫んだ。


「了解!擬装解除!コスチューム変換!」


ガイバーンが応えた。すると白目にエメラルドグリーンの瞳から黒目に金の瞳に、耳が長く成り、肌が白色から褐色に擬装解除、そして学生服からガラナのビキニアーマーに変換した。俺は羽を広げ3階の窓から飛び出し獸魔の前に立ちはだかった。


「早く逃げて!」


と後に居る内の女子生徒に言った。


「ありがとうございます!」


と少し心配そうに逃げた。空かさず獸魔が張り手攻撃をして来たが、俺は軽く避けた。続けて獸魔が噛み付き攻撃をして来た。俺はあごに打撃を与えが、直も獸魔が噛み付き攻撃をして来た。ガラナに切り替わりガラナが魔法を使った。


「火の聖霊よ、フレイムウォール!」


炎の壁が目の前に現れた。すると獸魔が離れた。


「光の聖霊よ、ライトニングアロー!」


光の矢が獸魔を貫いて、獸魔は暴れて校舎を破壊し始めた。その破片が3階の窓際に居る紗理奈の方に飛んだ!


「紗理奈ー!」


とガラナが叫んだ。そして破片に向かって飛んで行った。


「ぐは!」


ガラナが身を呈して紗理奈を守った。


「ガラナちゃん!」


「アンタボケッとしてるんじゃ無いわよ!」


と苦しそうに言った。俺はガラナから切り替わり気の力を集約した。


「よくもガラナを!烈波弾!」


空気を切り裂く様な音を響かせながら、獸魔に向かって行き命中して獸魔を倒した。


「今だガイバーン!」


「了解!粒子変換!」


獸魔は粒子化して消えて行った。その瞬間周りから歓声が上がった!俺はそれに応え手を振った。部室の方を見ると紗理奈と北条さんが、笑顔で手を振っていた。俺はも笑顔で応えた。そしてガイバーンに飛び乗り、その場を離れた。


明日も頑張ろ!







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