真夜中のラブソング

21時過ぎからのうたた寝から覚めて

目をこすりながら起き上がる

つけっぱなしのテレビから流れてくるのは

昔、昔に聴いていた歌


爆笑ヨロシクな歌詞とともに

思い出すのは君の笑顔

初めてこの歌を聴いたのは

君と初めてキスを交わした日

ドキドキしすぎて照れすぎて

言葉少なくなったふたりに

割り込むようにラジオから流れてきた曲

あまりに場違いなメロディーと歌詞に

思わずふたりで笑いあったね


もう会えなくなった、君だけど

今でもやっぱり好きな人


こんなハチャメチャな、歌だけど

僕にとっては


今でもたったひとつのラブソング

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る