精霊神機ルシファー

るーいん

#0 ゆめうつつ 

 誰かが呼んでいる。


 懐かしい声だ。


 

 応えなきゃ。


 でも、身体が動かない。

 声も出ない。


 いかなきゃいけないのに。そこにいかなきゃ……。



 あ。

 雪が降っている。


 違う。

 これは灰だ。


 ああ。

 そうか。



 世界は――



 終わってしまったんだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る