ふうしなさい、ふ~。

 娘、6才、一年生、某通信教育講座をしたがるように仕向けてやらせる。

月一回課題提出を自分でできるように指導。

課題プリントをやり、名前のシールをプリントに貼り、封筒に入れる。

次にその封筒に何月号の課題か書き、名前のシールを貼り、切手を貼りポストに入れて終わり。

 これだけを教えるのが大変で、興味のない作業は娘には、ストレスでしかない。ダラダラと言われた通りやろうとしているのか、いないのか。

 「だからぁ、シールは、封筒のここ、ここに貼るの!さっさとしてよ!何回もおんなじこと言わせないで!」

「んー」気のない返事で、シールをペタペタ触るだけ。


ぶちっ!

「もう、かして、ママがする!」 シールを取り上げ封筒に貼る。切手も貼る。

「ほら、できた!封だけ自分でしなさい。」

「???」

「だからぁ、最後くらい自分でしなさいよ!ほら!糊!」

「???」

「早く、封しなさい!」

娘は、糊を片手に封筒に向かって、ふ~って息を吹きかけた。


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