トイレットペーパーが・・・。

 娘は、お絵かき好きな、おとなしい子どもだった。

でも、時々思いもよらないことをしでかす。

娘にテレビのお子様番組を見せながら、夕食の準備をしていた。

娘が2才半頃だったかな・・・。

ハッと気づくと娘がいない。

探すとトイレの中でニコニコとやり切った様子。

トイレットペーパーを1ロール全部カラカラと引いてトイレの便座の前にペーパーの山ができていた。

やめられなかったんだね、と思いながら大笑いすると娘も嬉しそうに笑う。

「ちょっと待っててね。」と言い、紙袋を取りに台所へ。

娘は、トイレットペーパーは、便座の中に捨てることを知っていた。

私がトイレに戻って来た時には、トイレットペーパーは、全て便座の中にあった。

「エエー!これじゃ流せないよ~。詰まっちゃうじゃない。」

娘はびっくりしてトイレから逃げた。

便座の中のトイレットペーパーをビニール袋に一旦出して、少しずつ流さねばならなかった。

トイレットペーパーは、濡れると溶けるから大変だったよ。



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