三毛猫丸の奇跡 1817ー2017

三毛猫屋

第1話 嵐の朝

2016年9月16日未明

 私は、目覚めた。

 いつもの癖でスマホを左手に握るも力が入らない。

『変やなぁ?』とりあえず、トイレに往かなければ。

布団から立ち上がろとすると、左半身が 動かないアタフタ((○(>_<)○))

テーブルの脚を握り締め立ち上がろうとするも、立てない。テーブルの上の品がちらばる。

のたうち回る、ジタバタアタフタ((○(>_<)○))


同居の叔母が、異変に気づいて  

「救急車よぼかぁ」「変だって」

私は、

「大丈夫だよ」と云いつつ

テレビを点けて落ち着こうとすると

叔母 は、119に電話していた。

テレビからは、台風絡みのニュースが流れてきた。

『大型台風は、920ヘクトパスカルの勢力を保ち、長崎県雲仙に上陸 佐賀県唐津市を抜け日本海ヘ・・・・・・』


『呂律も回らなくなり、ヤバいかなぁ』

と、遠くから救急車の音がして来た。救急隊は、勢いよくドアを開けると、私を担架に乗せる 

『トイレ行きたい(泣)』

でも、呂律が回らない「あわあわあわぁ」

プツン そして何十年ぶりか お漏らしを((○(>_<)○))


テレビからは、お気に入りの女子アナが、

『今日が、よい日でありますように。いってらっしゃい』と

明るく私を送り出した。


病名 右脳出血

T市 医療センターに緊急搬送。

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