愛が足りない

 銃声の響く街の子供は平和の意味を知らない

 小鳥の歌響く街の子供は戦争の意味を知らない

 同じ星の上で幸と不幸は繰り返されていく


 武器を使わないと生きていけない人が居る

 武器を作って儲けている人が居る

 憎しみを演出し 無い争いを煽ってる

 平和活動の小さな灯火は一発の銃弾で消し飛んでしまう


 いつから歪んでしまったのだろう

 昔はみんな笑顔で溢れていたはずなのに


 力ある者が守る力を支配する力に変えたから?

 分ける心が奪う心に負けたから?

 太古の昔から続く永遠の猿芝居 もう気付いてよ


 お金はただのエネルギーの代用品

 多くを求めても自分の器以上は零れてしまうよ

 未来が不安で仕方ないのは分かるけど

 自分の仕事分は必ず巡って来るようになっているから


 小さな灯篭が河を流れていく

 小さな光の点はやがて無数の光の列となる

 名も無き魂があちらと帰っていく

 幻想の風景に過去の反省と戒めが込められている

 争いを終えた者たちはその志を伝える義務がある


 銃を取る人たちよ 気付いて欲しい

 自分たちが哀れな道化師である事に

 武器を売る人たちよ 気付いて欲しい

 貴方たちが子供たちの無垢な笑顔を奪っている事に

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