TELEPHONE・GAME
@Fihsfog
第1話
ハロー、皆様。
行き成りですが、皆様はゲームはお好きですか?
私は結構好きな方です。特にチェスとか将棋とか。
私は自分の好きなゲームの大会で、見事優勝を勝ち取りました。然も世界一位です! そんな私に一通の手紙が届きました。(然も伝書鳩で!)
「貴方の知恵をお借りしたい」と。
送り主は、なんと有名なゲーム会社からだ。
突然のオファーに私は承諾し、長時間に渡る労働と試行錯誤を繰り返し。
やっとやっとやっとやっっっっとの思いで完成したゲーム。
名付けて、《Digital Infinite Telephone》。
この《Digital Infinite Telephone》はダイブ型VRMMO(バーチャル・リアリティ・マッシブリー・マルチプレイヤー・オンライン)を使用したゲームは、99.9%の五感をディジタル世界で再現し、恰も異世界に来てしまったかの様な風景と感覚が味わう事が出来る世界感の中で沢山のプレイヤー達と遊び、競い合い、楽しみ会って貰う
そして此のゲームの一番の
ゲームプレイヤーには一つのデバイスを渡します。このガラスのケース見ないなのがデバイスです。(顔の横でデバイスを振っている)
まぁ、ぶっちゃけた話。これがゲームの鍵であり、命綱みたいなもんです。これには12桁の「番号、記号、英文字」の『電話番号』が表示されており、自分のデバイスに他者の電話番号を記入して通話をすると「何でも一つだけ命令が可能」の洗脳システムがあります。
あぁ、だけどプライバシーな質問は却下ね。うん。リアルネームや猥褻な質問、仕事先のトップシークレットな情報は一切禁止です。したら、特殊型ゴーストIAの「メリーさん」が出ちゃうから、宜しくねー。
命令で下せるのは、プレイヤーを倒すとか魔物の餌食なって貰うとか自殺してポイントを稼ぐなどの方法があります。
あ、因みに他者のプレイヤーに触れる事出来ないから。
え? じゃあプレイヤーどうやって倒すのって? 実はプレイヤー以外にも、隠しNPCが居て、其奴らに電話をすると武器や防具などを支給して貰ったりサポートをしてくれるのが居るから大丈夫。因みに隠しNPCの電話番号は何処かしらにヒントらしきものがあるから、頑張って見つけると良いよ!
さぁて、こんな説明なんかより実際にゲームをやって見た方が早いよね! うん。
ゲームが嫌いな人でも、賢く生きる知恵を身につける良い機会のゲームを、存分に楽しんでくれ。
そして………
△▼△▼△▼△▼△▼△▼
とある人の最後の言葉を言い掛けた時、俺はテレビの電源を消した。
そろそろ時間かな? と感じたからだ。
ヘルメットに似たゲーム機を頭にセットし、ベットに横になって眠りだす俺は、目の前に現れた「Game Start」の文字を合図にゲームを始める。
プレイヤー作成を選択し、
プレイヤーネームの欄に記入した文字は、
『ヤマダ・タロウ』。
俺の名前だ。
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