とある真夏の校庭にて

Lewn(レン)

プロローグ

プロローグ

城内高校3年生の時見恭介(ときみきょうすけ)は、テストで苦戦していた。

「ったく、何なんだよこの問題、難しすぎるだろ…」

隣を見ると、他の人たちにも難しいようで、ウンウン唸っていた。

*****************

「学校終わったぁー」

そういって伸びをする恭介。ふと校庭の方を見ると、朦朧と陽炎が揺らめいていた。それは、まるで何処かで見たような形だった。その口が、

「待ってるからね、」

と告げたような気がした。

続く

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