ジャンカーズ
聖護院阿闍梨
序章
「あんたがあたしのパートナー?」
目の前の見た目○村・○ペンサー・○梨々にしか見えない少女はそう言った。
人と違うこと、個性的なことは良いことだと今の時代たいていの人がそう言う、だがしかしこういう場合の個性とは人より優れた能力のことを指すことがほぼ確実である、しかし元来「個性」という言葉が「人と違うこと」と言う意味を持つなら、人より劣った能力も「個性」とし、良いことだと認めるべきなのだ、けれど現実はそうではない、なぜなら、人より劣った能力には人より優れた能力を指す「個性」とは別の悪いことだと皆が認める立派な名がついている。すなわち「障害」という名が。
僕こと灰谷誠二(27歳、フリーター、金なし、彼女いない歴=年齢、実家暮らし、まだまだバッドステータスあり)のもとに一枚の妙な封書が届けられたのが今をさかのぼること3ヵ月前だったと記憶している。
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