「烏の役目」

煩先生

 

季節愁いは

雨に微笑む

空の顔色を

蕾が知見し


酷な星霜が

削った幻は

落日で揺れ

枷を続ける


讃美殺しは

稿に半泣く

韻の肉塊を

栞が暗記し


切な文学が

創った魂は

深窓で熟れ

神を咎める

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「烏の役目」 煩先生 @wazurai

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