大正時代の、美しい物語でした!!!

時は大正時代。女装した少年たちが接客する屋敷で働く「少年」の桜未が主人公の、美しい物語でした。
桜未と白菊との友情がとてもよいです。通ってくる華族様とのことが中心に、読みやすく話が進んでいきました。

花は儚く、屋敷もいつかは終わる。
だからこその危うい美しさを感じます。

その一方で、白菊や華族様との心の交流は、
桜未が見出した「確かな真実」でした。