社長やってる友人のエピソード その32
今回貰ったエピソードは会社を設立する前の話。
友人は起業する時に行きつけの洋食屋さんの副料理長を社員食堂の責任者にならないかとヘッドハンティングしていた。
副料理長は最初は冗談だと思っていたが、友人が具体的なプランを出して乗り気になっていた。
当初洋食屋さんのオーナー料理長はうちの後継者引き抜くのやめてよねと怒っていたが採用条件聞いた瞬間
「店畳むか、こいつに任せるから俺を雇ってください」
と手のひらクルー。
採用条件が、寮完備(徒歩五分という会社近くのマンション買い取って全室3LDKの社員寮)、役職手当と豊富な給料(額は聞いてない)
決め手となったのが
「調理場だけど、君の好きなようにレイアウトして予算8桁までなら自由に調理器具揃えていいから」
だったとか。
洋食屋さんの料理長は店と家族があるからお断りして、副料理長(当時独身)を引き抜き新品の調理器具に包まれたキッチンで業務を開始した。
後日洋食屋さんの料理長さんが来訪して、キッチン覗いたらずーっといいないいなと呟き続けたという。
どうもほしかったけど値段的に諦めた最新型の中華コンロが導入されていたのが特に羨ましかった模様。
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