同窓会のエピソード


 28の頃、高校の同窓会があった。

 同級生のほとんどはあまり変わっておらず、お互い近状や就職先の話で盛り上がっていた。


 そんな中、おまえだれやねん!と言いたくなる男女がいました。


 一人は男性で高校時代、手の負えない不良で私個人よく卒業できたなと思っていた人物がいました。


 その男性はスーツ姿に丸坊主で、同窓会会場に着くと全員が見渡せる場所でいきなり土下座すると


「高校時代、皆様に大変ご迷惑おかけしたことを深くお詫びします」


 本当はもっと難しい言葉で長々と謝罪を言っていたのですが、高校時代の彼から想像できない状況でした。


 後々話しを聞くと大学時代にとある宗教に感銘を受けて入信、改心して現在は罪滅しとして社会奉仕活動をしているとか。


 もうひとりは女性。高校時代は「そんな人いたっけ?」というほど地味で目立たない女性でした。

 同窓会の会場に来たのは金髪に髪を染めてガングロ、へそや口にピアスをした女性。どこのエロ本やねん!っていうぐらいの黒ギャル化していました。

 大学時代から付き合ってる男性がそういう好みらしく、その男性の好みに合わせるようにしたとか。


 変わるときはガッツリ変わるんだなっておもいました。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る