元自衛隊員の友人のエピソード


 最近こちらに書く話が無くなってきて、周囲に助けを求めたら元自衛隊員の友人がこんなエピソードを教えてくれました。


 自衛隊が海外の軍隊と合同訓練を行うと必ず【隠れんぼ(ガチ)】を行うそうです。

 ルールは双方5人の隊員を選抜、先攻後攻を決めて山に三日間隠れる。

 三日間の間に全員見つけたら負けというルールでした。


 自衛隊、友人が知ってる限りでは完敗(全員が見つかった)はまだ0回だそうです。

 フランスの軍隊と隠れんぼした時はフランス軍が丸一日誰も見つけられず


「ごめん、追加で隊員50人とノクトビジョン使わせて」


 と言った来たそうです。それでも2名見つけられず、タイムオーバー負け。

 日本側は1日半でフランス部隊全員見つけた。


 最後に装備品や消耗品のチェックの際、自衛隊は隠れんぼで配給されたレーションがまだ二日分残っていたそうです。

 残した理由が「だって食べたら体動くし、ゴミ出るから」だそうで、隠れんぼ中は可能な限り動かず消耗を抑えて木の皮などを噛んで飢えを凌いだそうです。


 余ったレーションはフランス軍がとても欲しがったそうです。

 理由が自衛隊のレーションが世界の軍隊の中で一番美味しいらしく、複数の軍隊で合同訓練する時は取り合いになったり、2:1のレートで交換を求めたりするそうです。


 私は自衛隊レーションのタクアンが一番大好きです。

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