友人の守護霊


 友人と映画に行った帰りのエピソード。

 辻占い師さんがいて「貴方の守護霊霊視します 無料」と書いてあったので話のネタに見てもらった。


 私はご先祖様のお侍(母者曰く討ち入り時にビビって闇夜に紛れて逃げた赤穂浪士が祖先らしい)


 友人を霊視した占い師は


「あれ……えー……うん、ん~~?」


 と呟いて凄い困った顔していた。


 友人が気になって守護霊は何か聞いたら


「えっと………貴方の守護霊は……戦艦です」

「え? 戦艦に乗ってた兵士ですか?」

「いえ、戦艦そのものです」

「戦艦というと……どういった戦艦ですか?」

「私も詳しくないんですが……世界大戦で活躍した日本の戦艦ですね、凄い力を感じます」


 占い師も友人もリアクションに困っていた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る