いつも隣に居てくれますか?

コヨヤミ

第1話  結婚式当日<<1>>

-数日前-

大好きな彼…小池陽向コイケ ヒナタは、全国に999店舗、海外に555店舗を構えるうどん屋『』のオーナーつまり社長です。あっ、私は、小泉茉莉花コイズミ マリカです。年齢は………25歳です。今、私は『』の日本本社東京本部社長室の中にいます。何故そこにいるのかというと、彼が社長室に来てというからです。

「茉莉花。ゴメンね。ここまで呼んで。」

「陽向。いや良いけど?何?」

「同い年の幼馴染じゃん?俺ら。」

「うん。だけど?」

「付き合い始めて何年だっけ?今日で。」

「10年だよ!ってか忘れてたの?ひどいね。」

「忘れてないよ!!確認してたの!」

と、陽向は、デスクの引き出しから箱を出して真剣な眼差しで私を見つめた。

「何?急に?」

「茉莉花。俺と結婚してください。」

「えっ?えっ?今なんて?」

「俺と結婚してください。」

「あっ………はい。」

と、私は、涙を流しながらプロポーズを受けた。

それから数日後

「茉莉花。好きだよ。」

「私もだよ。プロポーズしてくれてありがとう。」

と、私は、式場で準備をしながら言った。

「茉莉花。綺麗だよ。」

「もぅ!」

それからまた数時間後披露宴中

「茉莉りんおめでとう♪」

「みさちんありがとう。」

「まさか、茉莉りんが玉の輿に乗るなんて。」

「たまたまだよ~♪陽向が社長でさ♪」

の単なる平社員の茉莉りんがねぇ~♪」

「誉められてる気がしないんだけど?」

「誉めてる。社長夫人だよ。茉莉りんは。」

「そうなるけどさぁ~♪」

「茉莉~♪おめでとう♪」

「凜菜~♪ありがとう。」

「茉莉は、夫のどこが好きなの?」

「一途な所かな。昔から。私の事をずっとずっと見つめていたしさ?」

と、私は、陽向を見ながら言った。

その頃陽向は、私の隣で大学の時の私の知らない友達と雑談していた。

「よっ!大社長!」

「からかうなよ。」

「お前さ?奥さんのどこが好きなんだよ?」

「ちょっ!?えっ!?んとまぁ~全部な。可愛いし、仕事も一生懸命だし。まっ、何でも任せられるし。」

「ニヤニヤすんなよ。」

「してたかよ。」

「つか、お前、社長だろ?開発本部室の彼女とどこで会うんだよ!?」

「会うっていうか、会社な。つか、開発本部室室長じゃねぇから。まっ、俺の社長室のフロアの4階の下にあるからね。ちょくちょく行くし。」

「行くんかい!」

「良いじゃん!大好きなんだし!」

と、陽向は、私の隣でそういうことをいうからからかわれるのを見て私は笑う。

「そういえばさ?茉莉りん。」

「どうかしたの?」

「どうやって入社したの?」

「御義父さんが会長でさ?会長に履歴書出してからトントン拍子で入社が決まったの。」

「俺。いつも隣にいたい!」

「急に何言うのさ!!」

「良いだろ?開発本部から人事異動で秘書課に異動させるし!」

「私、やっと開発本部の仕事慣れ始めたのに!?」

「うん!社長命令。っていうのは冗談。開発本部室にいて良いよ。臨時秘書課社員って人事に伝えておくから。」

「えっ!?あっ。うん。」

「そういうこと。だって可哀想だし。勝手にしちゃいけないし。つか。んま。それは置いといてウェディングケーキが運ばれてきたよ?」

-またまたまた数日後-

「おはよう。茉莉花。ご飯だよ?」

と、陽向は、おはようのキスをした後に言った。

「おはよう。陽向。ご飯は何?」

「和食だよ。サンマの塩焼き定食。」

と、陽向は、お箸を私に渡し、一目散に食べた。

「いただきます‼」

と、私は、言い、サンマの塩焼き定食を食べ始めた。

それから数分後、私達は、会社に行った。

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