第4話 うちのシステム紹介

 細かい説明はとりあえず後にして、まず列挙しておきます。


■CDプレイヤー

 Denon S-10

■プリアンプ

 Mcintosh C-22

■パワーアンプ

 McIntosh Mc240三台

 McIntosh Mc275

■チャンネルデバイダー

 Accuphase F-15

■電源

 ステップアップトランス使用


■ウーファー

 JBL-2205

■ドライバー

 JBL-2440

■ホーン

 JBL-HL90

■ツイーター

 JBL-2405


 はいっ、以上となりますが、わけがわかりませんね!

 とりあえず同じメーカーで揃えてんなー、くらいわかっていただければ。


 ちなみに、うちのスピーカーは、市販の完成品ではなく、それぞれユニットを個別に買い、四角の箱を購入して、そこにそれぞれのユニットを設置して、スピーカーを作っています。

 この場合、市販品とは違うオリジナルの音が出るぜ! ということもありますが、何より、自分が好む音を作りやすく、また、たとえば中音だけ違うユニットに変えてみよう、なんてことができるため、汎用性が高くなっています。

 さて、では軽く説明をば。


 JBL-2205について。

 はい、こちらウーファーユニットとなります。とはいえ、どんなのだよって思うかと思いますが、先の説明の通り、低音を担う部分ですね。

 うちは、スピーカーの箱に専用のネジ(ツメともいう)で留めてあります。だいたい500Hz以下の音を出す部分ですね。

 サイズは十五インチ、38センチとなります。

 実は、サブウーファーどうなの? って疑問は、ここに由来します。そもそもステレオの場合、サブとして、スーパーウーファーなんてものをつけて、低音を出そうとした時、そのサイズは最低でも46センチ以上! はっきり言って、46ならサブじゃなくメインで使う人だっています。

 つまり、それだけの大きな容量を持って作ることができるわけです。ステレオのメリットですねー。

 ……すげー場所取るけどね。


 ホーンについて。

 JBLで組もうとすると、ほぼ必ずといって良いほど、このホーンが必要になります。

 一体なんなの?

 ラッパとは言いえて妙で、音を広げて飛ばすような部分なんですね。形状はさまざまで、本当にトランペットのラッパみたいな形状のものもあります。画像検索など便利ですので、調べていただければわかるとも思いますが。

 何が違うのか?

 スコーカーは、形状がウーファーなどと同じで、丸い紙のような外観になっていますが、しかし、ドライバーは円柱状の物体に丸い穴が空いており、そこから音を出し、ホーンで拡散します。

 これ、聞くとわかりますが、ドライバー+ホーンの場合、音が柔らかくなります。簡単に言うと耳が痛くならない――と、これは個人的な意見ではありますが。

 あと外観! HL90はお化けホーンなんて俗称もありますが、なんていうか、恰好良い! それだけで充分!(説明にはなってないけど)


 プリ、パワーアンプについて。

 うちで使っているこれらは、全て管球アンプです。真空管を利用したものですね。

 なんで同じの三台あるの?

 簡単に言うと、ABCの同じ三台を使って、Aに左のウーファー、Bに右のウーファー、そしてCに両方のドライバーを担ってもらっています。

 本来パワーアンプは、一台で両方のスピーカーを鳴らせるのですが、中にはこうして、モノラル、つまり一台で一つだけ鳴らすこともできます。つまり、パワーアンプが持つ力を、分散ではなく一点集中できるわけですね。

 プリアンプは、はっきり言ってボリューム調整のための部分。いや、細かく言えばすごく大事なんだけど、だいたいそう考えていただければ間違いはないかと。


 電源について。

 ステップアップトランスとは、電圧調整みたいなものです。うちのパワーは115vとかなので、100vの普通電源よりも、こういうの一台あった方が良いって話ですかね。


 ――さて。

 チャンネルデバイダーとか何よ、という疑問もありますが、さておいて。

 次項では、じゃあ実際にステレオを買うために、どうするかを。

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