dim

花が開いて 夜が覆って 歌が流れた


叶わないって 背を向けて

駆け足のような慌ただしさ


めまぐるしく過ぎていった感覚


そう、すべて私の過ち


見誤っていたみたい


愛していた儚さに

ただ、酔っていただけ


身勝手な錯覚に

漂っていただけ


まぶしさ嫌って

そこはかとなく抱き寄せてよ


嘘も、あざとさも

包み込んでよ


この暗闇はあなたのため


私の胸に去来するもの

あなただけが手に入れられる真実


ねえ、はやく、ねえ、はやく


灯りはいらないの


天使のような無邪気さにも

邪魔はさせないわ

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