還る場所

おだやかな声 懐かしめば

ゆっくり昇るはず


儚い季節 寄り添うように抱えて

頼りないと笑ってる


弱さを晒してりゃ

強さと解釈してくれる幸せ


ほだされて沈みゆく太陽


明日は燃えない

猫も杓子も影を逃した


叱責されて

癇癪おこして

流麗の立ち姿にすがる夜


最後通告 突きつけられても

不透明の純粋を信じてる


海より深く 蒼より紅く

なりふり構わず染まることを誓う


ありふれた灯り 侮蔑して後悔

終着駅 背にして揺らぐ声


あなたへ還るための

道筋を探して暗がりを駆ける


踵を返して 手の鳴るほうへ

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